じゃにずについて考えたり妄想したいだけのブログ

じゃにずの皆様(関ジャニ中心)について、ただひたすら尊敬の念を込めてすげーなすげーななんでだろーっていうだけのブログです。

感覚脳な人間が理系に憧れて理系に進んだ結果

ジャニーズ関係ない話をします。

昨日、関ジャニの思考プロセスの話をしたんですけど、文系右脳と理系左脳ってなんとなく同類なイメージはありませんか。いやもちろん必ずしもそうじゃないですけど。
そういや以前ツイッターで学部アンケート取ったことがあるなあとひっぱりだしてきた結果がこちら。

f:id:shiotsurezure:20180725192548p:plain

結構理系の方も多いな~ってびっくりした記憶があります。わたし文系の友達と会うとき、理系ってかっこいいよねってよく言われるんですが、

……

わかります。(理系ってなんかかっこいいイメージあります)(ありませんか?)
わたしは試験管振ったりなぞの実験したり大発見したり調合したりそういう漠然とした「かっこいい」に憧れて理系進んだところあります。あと数学が致命的に苦手で日本史が好きで、高校生のときに絶対文系脳だなと思いましたので、あえて理系に来ました。
そんなめちゃくちゃ感覚脳な人間が理系に憧れて理系に進んだ結果、えっどうしよう思考回路が全然違う!!!と衝撃を受けたことがたくさんあり、それが今日のわたしの記事の書き方だとか思考に多少は影響してるのかな~と思います。

一口に理系といってもいろいろあります、研究分野でも化学系物理系数学系工学系etc...私は生物系の研究をしてました。何故かというと、他の分野は全くイメージがわかなかったからです。生物ならなんとなく理解できるけど有機化学とか見えないものの構造調べても混乱するだろうな~と予想しました。生物以外はそもそも全然わくわくしませんでした。わくわく感的にオススメですが就職的には全くオススメしません。

・プレゼン能力がちょっと上がった

『学会で研究報告をする』と『プレゼン』は違うと思うんですけど、わたしの研究室はできたばかりだったからかお金が無くて
 私「先生これ買ってください」
先生「う~ん〇〇くんの研究室から借りてこれないかなあ」
 私「先生実験にこれが必要です」
先生「なんかで代用できない?」
と言われることが多かったです。そのためか、ちょっとプレゼン能力が高くなった気がします。いろんな商品を比較して、リストアップして、論文調べて、代用の実験手法考えて、実際にやってみて、どうしてこれじゃなきゃ駄目なのか、代用品でも証明が可能か、いろんなデータまとめて「買ってください」ってお願いしにいってました。お金のある研究室だったら「いいよ」で終わるか、勝手に実験道具が揃えてもらえるんだと思うんですが。

要領の悪いわたしはどこまでやればいいのか分からず、逆に
先生「これくらい買いなさいよ!」
 私「買っていいんですか!?」
ということもありました。結局基準がよくわかりませんでした。もしはてなブログを見て認知特性の本を買ってくれた人がいるならば、それはこのよくわからないプレゼン?によるプレゼン力?のおかげかもしれません。

・考える思考のパターンがめちゃくちゃ増えた

単純なわたしだけかもしれないんですけど、以前の思考回路はこうです。

f:id:shiotsurezure:20180725202534p:plain

データが出ると、わたしはそれに関していろいろ調べ、こういう結果が出た理由を考え、次の実験に備える必要があります。
上記の思考回路の時は、
こういう論文があるから、こういうデータが出たのかな。
そうだとしたらこうすればこういうデータが出るはずだよな。
じゃあ次はこういう実験をやろうかな。
と考えるんですが

まずその通りにいきません。
私の運も悪いのかもしれませんが、とにかくうまくいかなかった。
うまくいかないを繰り返すうちに心が折れてきます。じゃあもしうまくいかなかったらこうしようかな……こういう可能性もあるよな……こういう実験をやってみて出た場合はこっちででなかった場合はこっちで……となっていくと、

f:id:shiotsurezure:20180725203124p:plain

こう。一個のデータからめちゃくちゃパターンを考えてさらにそこから……となっていきます。
一個一個細かくは考えてないのですが、だいたいこういうのをしようかなと考えておかないと、うまくいかなかった場合にさてどうしようかなだと時間が足りない。やばい、感覚で生きてきた人間めちゃくちゃ焦ります。これをスマートにさらーっとこなせてる人は脳の作りが違うんだな……と思います。

・事実を限定するようになった

自分のやった実験なのに同じデータが出ないということがあります。同じ風にやってるはずなのに?!と思います。基本的に論文で証明されたことは「事実」です。その手法を見ながら同じようにやってみるのですが、再現性がとれないということもあります。

いやただ単に実験が下手なこともあるんですけど。
あじゃあここを変えてみるか、こういう話があるからこれが影響しているのかも、と試行錯誤して、
『ここが違うとどうやら違う結果が出る』
ということがわかったときは泣きそうなくらい嬉しいです。あ~これでやっと実験が進む~と思います。

この結果ではっきりするのは こういうデータが出る というより、
「これが」「こういう状態のときに」「こうすると」こういうデータが出る
ということです。わたしはこの「」で囲まれた限定条件の部分って結構大事だなと思います。

論文に書いてあること、あるいは自分の実験で証明したことはある種の事実ではあるのですが、その前に()でたくさんの条件がついてることが多いです。すごーくすごく限定された条件の中の絶対を足場にしないと、たくさん矛盾が生じてきますので、ここはきちんと整理しないといけません。

例えば
(わたしのなかで)関ジャニはすごいです。
(この状況においては)こう見えます。
(過去この時点の考え方においては)発言がこうです。

……めんどくさいですよね……!?いやでも慣れたら自然とそうなるんですよ。(少なくとも私は)(思考回路の上では)
まあ読みにくいのでほぼ省略します。いろんなデータを集めてどんどん()内を少なくすると、かなり説得力のある普遍的なお話ができるんじゃないかなと思います。

・目的を見失わないでお話ししようと思った

さきほどのように何かトラブルが生じた理由がもし知りたいのなら、それ用の実験を組み立てなければいけないのですが、またそれで本質とはずれたところに不思議な結果が出て、おっ面白いなこれはなんでだろう?これも調べてみようかな?とそれに関する実験をしていくと、何が見たかったんだっけ?となる……これがいわゆる脱線です。

f:id:shiotsurezure:20180725210109p:plain

よくやります。
「見たいもの」「知りたいこと」がぶれるのは理系においてはご法度だと思います。もちろんそれから派生してサブテーマができたり、うまくいかないときはそちらを突き詰めようと方向転換するのはありなんですけど、惰性と興味本位でだらだら進んでくと全く意味が分からなくなります。わたしのこのブログはだいたい「関ジャニはすごい」と示せるようなことが見たいことであり、知りたいことです。見失わないようにしたいですね。

・何の役に立つかはまあそんな重要じゃない気がした

これ社会においては駄目だと思うんですけどね?
社会においては確実に役に立つデータを集めようとします。それは遠い未来に役立つデータでも「関係なかった」というデータでも今後社会で役に立つデータを集めてます。だから最初の計画がものすごく大事です。そこさえ決まればあとはやればなんかしらは出ます。

一方、大学での生物基礎研究はなんかわからないけどある現象があって、面白そうだから調べてみたってことが多い……多くはないですか?いや少なくともわたしのところはそうだったんですけどね。「これだけ頑張ってる研究なのにこれなんの役に立つんだ……?これがわかったところで何になるんだ……?」と自分自身疑問を持ちながら、「意義は?」と聞かれ……

わからねえよこのデータがなんの役に立つか調べるのはまた別の研究だよ!!!!細胞に聞いてくれよ!!!

と思いながら無理やり研究の意義や生理的意義を考えた過去があります。
文系が理由を考えないとは思っていないのですが、文系の思考だと「何のために生まれたのか?」みたいな目的に注目すること多くないですかね…偏見でしょうか……理系の思考は「何のせいでこういう結果がでたか?」みたいなとにかく結果のまわりを固めていくイメージです。私の考える系記事の大半が「面白そうだったから調べてみました!」で目的をさらーっと流してしまうのは、そこは重要じゃないと思ってるからかもしれません。

違う意見があまり気にならなくなった

テーマは一人一人違うし、違うのが当たり前で、ディスカッションで「私もそう思います!」なんてまず出てこないので、意見が違うことに関してあまり感情がわかなくなりました。それよりもその意見が論理的かどうかみたいなところが気になったりします。ただそこに感情が乗っかってきたりすると嫌なものは嫌ですし、すばるくんの退所報道の直後とかは違う意見が辛くて見れなかったりしたので、「あまり」気にならないって感じです。でも多分前よりずっと楽になってるんだろうなと思います。

・事実から推論するようになった。推論から推論はよくない

人から聞いたことは話し半分に聞くってのも大事にしてます。信じないわけじゃないです、話半分です。
ある実験をやるとき、それをやったことがある先輩にやり方を聞いたんですが
「ほんとはこういうのは人から聞かない方がいいんだよ」
と言われました。そのときは効率が悪いのでは?と思ったし、もっとコツは情報共有していけばいいのに!と感じましたが、のちのち研究においては先輩の考え方の方が妥当?適切?と感じました。
といいますのも、トラブルシューティング力や考える力が弱くなるから、情報量が少なくなったり先輩の主観の影響を受けるから等々、後々のデメリットが大きいのと、責任の所在が他人になるからです。もちろん、ものによりけりです。独自ルールについては聞かなきゃわかりませんし、聞いた方がその場の効率がいいのは確かです。しかし同時に、自分で大元から調べて考えるというのも大切なことです。

私自身はできるだけ本人の発言様子を自分で確認したものをもとに考えたいなとは思ってます。とはいえ、わたしのやってるのは研究ではないので、まぁ趣味だし!曖昧な主観で、まあいっか!となることが大半です。(もともとが感覚で動く人間だから……)ただしそのときも心は常に、「これは真実ではない」という意識をもつようにしてます。気構えの問題ですが。

ちなみにたいていの論文は要旨序論手法結果考察で構成されますが、先輩は参考論文として使うときはほぼ手法と結果しか見てなかったです。人の主観や感情を介した言葉は、なにかの理由としては不十分なんでしょうね。

あと、可能性が示唆されると言うとき、
可能性がある(1/2)×示唆される(1/2)で25%くらいの確率だと思った方がいいと言われました。もっともらしい言い方をしますが、生物系ってかなりあいまいな分野です。有機系や物理系数学系といった安定したはっきりとした数字がある分野からよくつっこまれるのを嫌って、生物系の理系は断言できる部分をとことん削ります。(わたし感覚調べ)

・いろんなものを関連付ける発想力がうまれた

データが出る→報告→指示を受ける→調べる考える→やる
というパターンを繰り返す研究室もあると思うのですが、わたしの所属先は完全放置でした。
データが出る→調べる考える→報告→やる
でした。指示が無いので、もうほぼ自分で考えてやるしかないやつです。「こう考えるけれどどうですか?」はOKですが「どうしたらいいですか?」はNG、というより答えがもらえませんでした。初めて研究に触れる人間は途方にくれました。なので、とにかく手当たり次第に論文読んだり、他の人の全然関係ない実験を観に行ったりするわけです。これもらってこれ見たら面白いんじゃないかな。この論文とこの論文から考えるとこうだけど、証明はされてないから見てもいいかもな。とか、もう発想力勝負。最先端の研究や高度な研究は能力的にできないので、重箱の隅をつつくように誰もやってないところをやってました。まさにわたしの記事はそんな感じです。あと自分でテーマ決めて論文集めてレビューを作ったりするゼミがあったので(大抵実験がうまくいかない鬱憤を晴らすために全然違うこと調べて現実逃避してました)、そういうときの感覚が役に立ってるのかも。

・心のなかに反論者を持つようになった

前よりはディベート強くなった気がします。相談するたび「これは見たん?」「バイアスかかってない?」「ここ矛盾しとらん?」と聞かれるのでもうなんか心の中に先輩がいるような錯覚になりました。(ノイローゼか……?)
わたしが「こうかなー」と思った時には「じゃあこうやったらなんでだめなん?」「こういう可能性は考えられんの?」、得られたデータに対しても論文についても「ほんまに?」「ほんまに?」と疑います。批判的吟味というやつです。批判的って言い方が悪いんですけど、健全な批判的吟味に感情は乗っかってません。純粋に客観的に「なんでなん?」となるので、その議論が終わったら全然あとくされもなくケロッとしてます。それはそれ、これはこれでこの根底のサバサバ感が共有できてると本当にやりやすいです。合理的で無駄が無い、そういう人はもちろん文系にもいますよね。ディベート強くなりたいオタクは、心の中に錦戸さんを持てばいいんじゃないかなあ。


理系楽しかったですよ。理系?理系というより研究室が楽しかった?研究室……楽しか……った……?(自信がなくなってくる)(辛い思い出)(深夜に灯る研究棟の明かり)ただ、絶対文系のままだったらできなかったであろう考え方や視点を身につけた気がします。理系脳の方から見たらわたしは、まだまだまだまだ感覚で物を捉え感覚で物を話す人間なんでしょうけど、文系脳の人は理系に、理系脳の人は文系に行ったら新鮮な感動があって、視野が広がるんじゃないかなと思います。

関ジャニの利き脳について考える

※正しく言えば現時点では関ジャニとすばるくんです。題が長いと見辛そうだったのでこういう書き方にしました。
※すばるくんを含め7人分考えてます。
※基本的に個人的に思ったことの話をしています。事実と混合されないようお願いいたします。


左脳右脳論をぼんやりと聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。右脳は感覚的、左脳は理論的。そういうイメージを漠然と持っています。一時期SNSでこのようなものがはやったそうです。

f:id:shiotsurezure:20180723235434p:plain

なんとなく合ってるような気がしてしまいます。
しかし、そもそも右脳左脳論というところからしてそんなはっきり役割がわかれるものではないと。

aams.blog72.fc2.com

脳科学的には。

ただ、思考プロセスにおいて、確かにインプットとアウトプットの好みのようなものはあるような気がします。たとえば、私、専攻は理系なのですが、根底はものすごく感覚派で、うーん理系向いてないな!というのを以前から思っていました。

私は、いつも物事を考えるとき、「なんとなくこうだ!」→「なんでだ……なんでそう思うんだ私は……」という思考プロセスで考えています。これは上記でいうと多分うさ脳にあたります。もともとはうう脳だと思います。実際に腕組みと手の組み方はうさ脳タイプです。だからといってあたってる!とはなりませんが、これを使って関ジャニはどのあたりになるかなーっていうのを考えたら面白いんじゃないかなと思った次第です。

指や腕の組み方を見てしまうと先入観が生じるので、とにかく直感で考えた案がこちら。


f:id:shiotsurezure:20180724192813p:plain


なんとな~くなので、理由も何もないんですけど一応そこに決めた経緯を書いておきます。

錦戸さん丸山さん
錦戸さんと丸山さんはとりあえずここってものすごく直感的に一番最初に配置しました。

錦戸さんはとにかくスタートも理論、ゴールも理論だと思います。「なんとなくこうだ!」→「なんでだろう?」というより、「これはこう」→「だからこう」という順に理由と結果がくる思考回路だという気がします。客観的な事実を大事にするタイプで、あとは多面的な見方が得意な印象があります。ペットショップの犬がこの値段だ!という事実に対して、命の値段としてみたら高いかわからない。オムライスがおいしくないという事実に対して、でもみんなで作ったと思ったらおいしいかもしれない。アウトプットの過程において、自分の意見に対してまず反証してみるっていうのが、個人的にはアウトプットが理系?左脳的?な思考だと思うんです。基本的に合理的ではっきりしたものを好むと思います。そこから丸山さんの曖昧さを理解しようと頑張るのは錦戸さんの優しさです。

丸山さんはもう感覚×感覚だと思います。「合理的に考えること」ということ自体はあまり好きではない、興味がない、という気がします。しないわけではないでしょうけど、関ジャニのなかでは圧倒的に右脳型じゃないかなと。曖昧な雰囲気やニュアンス、情緒を好むタイプだと思うので、はっきりした答えを出すことよりも、答えが無い哲学的な思考が好きだという風に捉えました。お話をしてても、そういえばあれはなんでだろうな~?と、どんどん脱線していく気がします。


すばるくん大倉くん
すばるくん、大倉くんはうさタイプ、かなぁ?というくらいで選びました。うさタイプ……かわいいですねぇ。認知特性でも同じように判断してしまいましたが、私はこの2人は根底の部分が似ていると解釈しがちです。この三か月の姿勢や新年会の映像を見ていて、二人ともとても合理的かつ客観的に考えるのに長けているという気がしました。それを踏まえてどういう行動をとるかは個人個人で違うとは思うのですが、多方面から見た事実を「受け止めている」ということを強く感じたのがこの二人です。とりあえずやってみようで行動に移すような、アウトプット右脳タイプではないと思います。ただ、何かを感じるスタートは「なんとなく」な気がするのが錦戸さんと違うところ?のような。ぼんやりした直感的なものを整理してブラッシュアップしてアウトプットするのがうまいイメージです。だから視聴者に伝わる笑いやラジオのまっすぐな言葉が出て来るのかも。思考はアイドルという立場や社会で後天的に磨かれていったのかもしれないなとも思います。私の中ではう~ん、うさ型が一番しっくりくるかなあという感じです。


安田さん
安田さんは、安田さんも……難しいです……。ぱっと見るアイドル安田さんはとても不思議な方で、自然を愛する、感覚的な方に見えるんですけど。たまに漏れてきたり伝え聞くようなニュアンスの節々から、冷静な理系としての感覚を感じます。数学がお好きだったという話から、インプットは左脳なのかなという安易な判断をしました。そしてアウトプットは結構感覚的に映ります。文章とかも、感じて!という雰囲気でファンの首をかしげさせることもあるんですけど、その根底にはしっかりした理論が流れているのかな~ということで……さう脳と推測します。どんどん自信がなくなります。


横山さんと村上さん
一番悩みに悩み、友人をひっぱりだしてディスカッションするにまで至ったヨコヒナです。二つに分けるならばわたしは横山さん理系、村上さん文系と判断するんですけど、なぜと言われると理由がぱっと浮かばないんですこれが……(感覚からはいるうさ脳)。

まず、横山さんレコメン時代はあんまり台本読んでなかったところから、感覚で物事を捉える、というのがベースにある気がしました。男性のinput右脳はちょっと理論型も入っているので、ほんとにそんな感じだと思います。で、アウトプットに関しては、動物足跡スタンプラリーなどでさっと行動を起こすところ、とりあえずやってみよう型に見えるところから右脳かな?と思ったんですが、同時に、なんでなん?って理由を求める発言も多くて、曖昧な事はあんまり好きじゃない感じも受けます。なんでなのかを考えるはっきりした結論を出そうとするのはどちらかというとアウトプット左脳のイメージです。うう脳かうさ脳で迷ったのですが、左脳要素はあるはずということでうさ脳に。社会に出て、いろんなことを学び、感覚だけではいけないということで、アウトプットが後天的に左脳寄りになってきたのかなあと、とりあえずそのような結論に至りました。

そして、村上さんはあいまいなことをまあそれはそれとして愛でる認めることができそうな感覚派だという気がしていました。しかし台本をきっちり読んだり、はっきりしたもののインプットは得意な一面を持っています。錦戸さんと「これはこうやんな」「あぁそうやな」という、ビジネス的な会話をスムーズにこなせる、前もって理論を整えてる気がする、というところから、インプットは若干左脳より?と推測しました。アウトプットは議論の末、後天的右脳優位ということに。英会話伝言ゲームではユニークな言葉がぽんって出てきますし、MCでの発言に対する瞬発力とかは結構感覚なんじゃないかなあと思っています。歌詞のバリンタンとかそんな理論で組み立てたものではない印象です。理論を積み重ねて、いろんなことに慣れてきて、後天的にアウトプットが感覚でできるようになってきたと解釈しました。


さて、手、腕の診断結果と照らし合わせてみようかと思ったら、衝撃の事実。

ameblo.jp

もうされてたんです。すみません……(ネタ被り……)(こちらもぜひご覧ください)
私も画像等をいくつか調べて、少なくとも腕組みに関しては同じ結論に達しました。図にまとめさせていただくと、

f:id:shiotsurezure:20180724193038p:plain

という結果になりました。結構いい線いってて感動しました。

……

f:id:shiotsurezure:20180724175316p:plain


丸山さんのささ脳だけ全く理由が思いつかず、頭を抱えています。錦戸さんと同じではないと思う……んですが……そうかな、そうなのか……まあそもそも腕組みとの相関関係も、わたしの推測もはっきりした根拠が無いので……真相は不明です。

GR8EST名古屋初日に感じたこと

※レポではないです。
※思ったことを淡々と箇条書きで書き残しました。



・楽しかった、寂しかった、切なかった、嬉しかったとか、いろんな気持ちで心が満たされました。関ジャニさんは、いつもいろんな感情を教えてくれます。


・冒頭は、胸が信じられないくらいぎゅうとなりました。全然平気、6人楽しみ!!って顔して参加したら、メンステに立ったとき3人の前列があまりにも寂しくて驚きました。ジャムコンと似たような席だったから余計に悲しかったのかもしれません。平気なつもりだったのに。


・NOROSHI大好きです。すばるくんのパートも含めて。かっこよくて男らしい。「手のひらが背に触れた」をあの角度ですばるくんが何度も繰り返していた記憶がファンのなかにあるぶん、歌うのは大変だったでしょうけど、ほんとうに気迫のはいった歌い方でした。


・言ったじゃないかはなぜ選ばれたのかわからないですけど、わたしはすばるくん行っちゃヤダヤダ期のときに定期的に心のなかで叫んでいた歌なのでちょっとくすっとしてしまいました。


・すごく暑かったからうちわをちゃんとうちわとして使っていたら「うちわが役立ってるね!」と優しい言葉をいただきました。関ジャニは暑さからも救ってくれるヒーロー。


・ズッコケ男道、全然肉眼で見えない位置だったのに双眼鏡でねばってしまったんですが、横山さんがメインはって前ですごくメンバーにからみながら盛り上げてくれてたのはわかりました。大好きなガンガンいこうぜ横山さんです。


・ファイト関ジャニ!無限大エイト!と叫べたのと、前向きスクリームを全力で踊れたのはすごく楽しかったです。絶対はいってほしかったので。まさか本当に前向き入るとは思ってなかったですが。ER2もがむしゃらもへそ曲がりもあおっぱなも、わたしが大好きな曲なので、わたしが考えたセトリかと思いました……(傲慢)


・優しい曲と馬鹿になれる曲がたくさんでした。


・なぐりガキの「世界を変える」三馬鹿、横山さんと村上さんでしたね。いないところを、あえて埋めないところ。アイドルの世界を変えるのはこれから横山さんと村上さんになっていくのか。それ以外もたくさん、横山さんと村上さんで組んでるところがありましたね。ミニコーナーもまさか二人で顎のせするとは……わたし、昔の番組を共にしていたヨコヒナはいざしらず、今のヨコヒナはシンメというより、夫婦やバディに近いと思っている人間なのですが(ヨコヒナシンメ論参照)、三馬鹿の形が見えなくなったこれからは、またシンメのようになっていくのかもなとなんとなく思いました。また距離感が動き出しそうな予感。いい感じに収まるといいなと思います。


・LIFE、そりゃあこの練習をやりながらあの生放送でのLIFEをやったら、錦戸さんは寂しいだろうなと。大倉くんが生放送の時のように『ずっと覚えているから』で前方に手を差し出してくれたのが、じんときました。わたしは錦戸くんに対しての励ましというより、歌詞的に、すばるくんのいたところに、あのときと同じ思いで指してくれたのだと受けとりました。


・錦戸さんも丸山さんも安田さんも、すばるくんパート、すばるくんの歌いかたに似てるなぁって思ったんです。彼らの気迫が、あのすばるくんの気持ちをまっすぐに伝えようとする歌い方とたまたま重なっただけかもしれませんし、そりゃあ側であれだけ聞いてきたら、あのパートはあの歌い方だって、染み込んでるよなぁって気もしました。わかりませんけど、メンバーのなかに自然とすばるくんを感じました。似せなきゃとか、そういう悲観的なものじゃなくて。それもかなり嬉しかったです。


・大阪ロマネスクはどうするんだろうって思ってたら全員で歌い出して、個人的には100点満点以上の解答だと思いました。他のどの歌のどのパートより、すばるくんの存在がどれほどだったかわかって、これから歌い続ける覚悟も感じました。他のパートがどのように割り振られようと、このパートは全員じゃないとダメだった気がします。それだけ大きい、すごく大切なフレーズです。わたしはこれを聞くたびすばるくんの歌い出しを存在を思い出さずにはいられないだろうなと思うんです。


・ウェルカムソングということで、ここにしかない景色を歌ってくれた関ジャニで、すばるくんのいない状況にちょっと落ち着きました。「ようこそ」って暖かく新しい関ジャニにファンを迎えてくれるのがほんとに優しいです。たくさん不安に思っていたのがほどけるくらい。あらためて良い曲ですね。


・キングオブ男の「つっぱって」、流れ始めたときにまっさきに、うわぁどうなるんだ……って思ったんですが、錦戸さんが一人で全うしてて、本当にキングオブ男でした。あのつっぱっては引き継ぎの儀式でしたね。寂しくもあったけど、他の誰で埋めるより、錦戸さんの覚悟とすばるくんがいたことを感じられたから、わたしとしては嬉しかったです。


・MCみんなよくしゃべってました。安田さんが休憩に入って五人でしたが、たくさん笑わせてもらいました。横山さんと大倉さんが昔はオーディションに行かされたよなぁって話して丸山さんや錦戸さんがうんうんって同意してるときに、村上さんが「おれ行ったことない」って2回くらい言ってたのに、あまりの会話の盛り上がりに誰も聞いてなかったのちょっとあぁ~~~ってなりました。(そして何事もなかったかのようにMCをまとめだす村上さん……)


・丸山さんが錦戸さんの過去作品の話で「早々に~やったよな?」って言った時に錦戸さんが「そうそう!」「そう、」「そう……」って言ってたのすごく面白かったのにメンバー誰も気づいてなかったのがじわじわきました。


・みんなに会うからって香水めちゃくちゃつけてきた丸山さんへの愛しさで爆発四散しました。(ムスク系のダンディーでレオンに出てきそうなイタリア人のような香り)ただし実際は丸山さんの香りしかしないそうで、メンバーがみんな顔近づけて丸山さんのにおいかいてたときに「なに?!?!普段そんなサービスしてなかったじゃん?!?!そういうキャラじゃないじゃん?!?!」とパニックに陥りました。


絶対零度の「俺がもらってあげましょうか」をみんなでカメラに向けてやってくれました。照れながらもいじられる横山さん(なんだかんだやる)vsその他のメンバーの構図がすごく好きなので、見れてよかったです。錦戸さんが白目向いてたのもよかったです。いやもうこれすばるくんやってくれたら絶対面白いじゃんって今思い返して泣きそうになってますが、見てたときはそんなことも考えられないくらい笑ってたので関ジャニはほんとうにすごいです。


・村上さんがモンテクリスト伯のことを「てるみーわいわい」で覚えてるのがネット民と同じでした。わたしも名前が出てこないときはテルミーワイワイのやつって言うことがあります。


・ソロが来るとは思ってなかったのでとにかくびっくりして……あと十祭に慣れすぎて歌う人が違う!と頭に浮かんでしまいました。こっちが正しいんだよ……。まさか30代なかばのぱんぱんだが見れるとも、ただでさえ負担大きいのにがっつり踊るtornも見れるとも思ってなかったので……すごい、すごいですね。


・ミニコーナー映像は特典に入ると信じてるんですけど、めちゃくちゃオタク泣かせでしたね。動きが少ないぶんそこに工夫してるのかなって、嬉しかったです。語り出すと止まらないので以下略。


・安田さんはほんとに無理してなかったです。だからわたしの席からはあまり姿は見えなくて。歌とギター、全く手を抜いてない、真剣そのもののパフォーマンスでした。(まぁいつもそうなんですけど)「関ジャニの歌詞を分析すると意味を持ってしまうかも、でもそれは個人の解釈で」みたいなこと言ってるとき、ほんとにオタクの動向が筒抜けだ……と感じました。「渋谷くんがいない、足りないなとか思ったらこうするかも、なめんじゃねーぞ」って中指たててる安田さんは、迫力ありましたね。赤は俺たちのなかに流れてるからかな、足りなくはない。特別動画でアイスクリーム歌ってる安田さんも、最後はけてくときに最後ギリギリまでまたねって眼鏡をはずして笑顔でいてくれて、アイドル安田さんは強くてすごかったです。


・すごくすごく嬉しかったことのひとつ。村上さんが丸山さんのギャグ(なんか指を目元で開くやつ…)を見てたいそう気に入って、ステージ裏でやってもらったくらい大爆笑してたこと。すばるくんがいなかったら見られないと思っていたあの笑顔が見れたこと。それは松原.好きにとって寂しいことでもあるんですけど、関ジャニのなかに村上さんが素の0になって笑える場所がまだあってくれたことにほっとした感情の方が大きかったです。


・丸山さん本当に頑張ってました。笑いの起点を担ってきた相手が、いっしょに乗ってくれる人が、乗せてくれる人がいないのに、ほんとにムードメイカーで、いつも以上にみんなを笑わせてて、もうどうしたらこの感謝とかを伝えられるんでしょうってくらい、ありがたさで震えました。


・『今』で丸山さんが楽しそうにリズムに乗ってて、ついすばるくんパートを歌い忘れたように見えたとき、なんとも、なんとも言いがたい感情でいっぱいになりました。だってそこはすばるくんだったもんなぁって。丸山さんはあのたくさんの今を歌ってきたなかで、すばるくんの声を楽しんでる側にいたもんなぁって。その事実に対し丸山さんがどう考えてるかはしらないんですけどね。その光景をみたときのわたしの感情は寂しいとも嬉しいとも悲しいとも同情とも全部違って、いまだにあのときの気持ちを形容する言葉が浮かびません。


・錦戸さんも途中声がでなくなりながら、MCもダンスも頑張ってました。僕が引っ張っていきますという言葉に嘘はありませんでした。わたしは、同情抜きに、彼らの思い姿勢がひしひしと感じられる良いコンサートだったと思います。このいろんなバックグラウンドが加味されなくなったときに、きっと関ジャニはもっとよくなってるという確信もあります。わたしのなかで歴代で一番のコンサートではないけれど、そりゃだって再スタートだから、始めるんだから、という思いです。


・言葉を選ぶのが難しいんですが、関ジャニにはこれからもほんのすこしの無理をして、頑張って欲しいって思います。いや無理はしてほしくないんですけど、頑張るって少し背伸びをすることだと思っていて。リハビリだって少しずつ動かないとそのままになってしまうから。かといって、無理をしすぎたら、未来がなくなってしまうから。誰のためでもなく、これからの関ジャニのために、自分が幸せになるためにちょっとだけ頑張り続けてほしいです。全然頑張らなくていいって心から言えないファンで、少し申し訳ないです。


・錦戸さんが「すばるくんのファン楽しかった~~~?!?!」って聞いて「イェー!!!」って返ってきたとき、「嘘だね!!!!!」ってにやりと言ったの、すごく好きなところです。錦戸さん自身、「円陣も見慣れなくて、でも6人の関ジャニを認めてほしい、でも認めれない人もいるのはわかってて、だから黙認……?してほしい」みたいなことを言っていたときに、本当にいろんな人の気持ちを考えながら頑張ろうとする人の言葉だなと感じました。「すばるくんの抜けた穴は大きくて、でも頑張る、ついてきて欲しい」って言ってくれたのも嬉しかったです。しゅばるくんって言っていたのもかわいらしかったですし。挨拶やMCの苦手な錦戸さんの言葉がこの公演の中で一番好きな挨拶でした。これを聞けただけでも、この公演入ってよかったと思います。


・ずっと『関ジャニ』は大丈夫だと思ってます。一人になるすばるくんや、わたしの気持ちに対してはつい不安になることがあるんですけど、コンサートにいってやっぱり関ジャニは大丈夫だな!って思いました。倉橋ラジオを聞いても思いましたが、大倉くんがいる限り関ジャニという概念は続いていく気がします。これはひとりのオタクの勝手な信頼なので重かったらもう全然捨て置いてくれても良いんですが、どの関ジャニを見ても、『関ジャニ』はとにかく大丈夫だ!って無条件に漠然と思うんです、不思議と。


・最後の挨拶のニュアンスに「仕方ない」をたくさん感じて、あぁわたしも同じ気持ちだなって思ったんです。寂しくない訳じゃないし、もう開き直った訳じゃなくて、前を向けないけど、少なくとも彼らは前をむくしかないです。6人の関ジャニのスタートです。7人と比べたらそりゃわたしは寂しいです。嫌です、絶対7人がよかったです。でもそう叫びたい気持ちを乗り越えて関ジャニが前を向くなら、寂しい気持ちを堪えないといけない、いけないというより、堪えてる自分でありたいです。


・すばるくんを忘れるのも嫌です。6人の関ジャニに慣れたくない気持ちがあります。世間も自分も6人の関ジャニに慣れていく日がきます。今回みたいにすばるくんのことに触れてくれるコンサートはもうないでしょう。わたしはすばるくんと一緒に去るよりも、関ジャニを応援し続ける方をとったので、いつかきっとそうなってしまいます。すばるくんがいないことが当たり前になってしまうことが、たまらなく寂しいです。塗り替えないでほしい、7人に浸っていたい、すばるくんの抜けた穴を感じていたい。でもそんな自分を冷静に見てる自分もいます。そうしかたないんですこれはもう。たくさんのことを嫌だと感じる自分も、それとは別に最善があることも、きっとそうなることも全部全部しかたない。諦めじゃなくて割り切りのしかたないです。


・嫌だ嫌だと叫ぶ三ヶ月を終えたんだから、もう関ジャニと一緒に、あ~~~!!!!もう!!!しかたねぇしかたねぇ!!!と(時に後ろを振り向きながらも)走りたいんですけどね。WANIMAさんの曲、すごくライブ向きで、元気出ますね。このタイミングで素敵な曲をもらえて本当によかったなと思います。


・あっ顔はみんなよかったです……いつもか

す担になれなかったオタクより

 「すばるくんへ」とポエムを綴ってから、3ヶ月がたちました。番組の感想をまとめようか~とか、怒涛のツイートを振り返ってみようか~とかいろいろ考えたんですけど、もう一度今思うことを書くのが一番自分がすっきりするだろうなと思ったので書いています。す担になれなかったというより、ならなかったと言った方がいいのかな。チャンスは何回もあったのに名乗らなかったのは自分です。

 わたしは今までに二回くらいこれが担当なのかなって思ったときがあって、一回目はジャムバンドコーナーですばるくんの歌を聞いたとき。二回目は泥棒役者のラッシュのなか丸山さんの誕生日記事を書いてたときです。すばるくんのときは本当に雷を受けるくらいの衝撃だったし、丸山さんのときはすごく好きだなって気持ちが持続して離れませんでした。でもそのときには既にわたしには「箱推し」みたいなのがアイデンティティ化されてて、担当ですって境目を作るのにめちゃくちゃ抵抗がありました。今も別に自分から名乗る気がないので、なんてことはないんですが。頑固だなって我ながら笑ってしまうし、多分そんな自分がなんだかんだ気に入ってるんだと思います。すばるくんも丸山さんも流動的な好きだったから、どこから、どっちを、担当ですって言っていいかわかりませんでした。次のコンサートではっきりするかなぁとは思ってたものの、結局すばるくんに関しては名乗る勇気が持てないままでしたね。す担じゃないからおこがましいかなって、でもすばるくんのことがほんとうにほんとうに好きだから、めちゃくちゃひとりで呟いてました。す担でもないのに、フォロワーさんからしたらうざかったかもしれないけど、誰に止められてもこればっかりは譲らなかっただろうなぁ。

 そんなわたしは、担当ってなんやねんって言ってたすばるくんに、心底しんどそうにみんな好きやもんって言ってたすばるくんに、救われました。ただ好きな人に好きですっていうだけのオタクで良いんだって思えました。

 会見の日からすばるくんのことをたくさん考えまして。わたしの発言はずいぶんすばるくん側にたったものだったと思います。なんだか勝手に共感しちゃうんです。実際にすばるくんがどう思ってるかはわからないけど、わたしならそうしたいってことばかりで、どの立場にたっていいやらで、感情がぐちゃぐちゃでした。不器用な生き方が好きなんですっていうと、失礼なんですかね。彼らの人生を消費してるみたいで。でも、その人にしかできない生き方を貫いてる姿、めちゃくちゃ綺麗だと思うんですよ。綺麗ごとばかりよりも、変に斜に構えた生き方よりも、心を惹きつけるんです。わたしもそう生きたいって思ってるから、それを実際にやってのける生き方に、心底憧れて惚れ込んでるんです。


わたしがみたすばるくんは、

子どもが好きな人、整ったかおをしてるのに、子どものような笑顔がかわいくて、笑ったときにこっちがなぜかハッとしちゃう人、友達の前でしか見られない顔をたくさんもってる人、愛が深い人、子どもが好きで、キノコが嫌いな人、おうちでは魚を焼く人、亀のぬいぐるみを大事にしてる人、芯のある人、やさしい人、キレてる途中で自信がなくなってくる人、さみしがりやなことを開き直ってる人、最初は面白いこと言えなかった人、でもおもろいちっちゃいオッチャンみたいな人、物まねが上手な人、赤いコードが似合う人、どこか陰のある役が似合う人、ロン毛が似合う人、古着が好きな人、沈んだときもあった人、歌に誠実な人、頑固な人、歌で魂を伝えてくれる人、本能のひとつに歌がある人、不器用な人、ドMな人、星の名前の人、『おってほしい』人、ガリガリな人、女性の趣味がちょっと変わってる人、どんな女性にもリスペクトをくれる人、ブラジャーをグッズにしたい人、絵が画伯な人、メンバーを笑わせるのが好きな人、わきの毛をよく見せてくる人、ガスがたまりやすい人、ギターもピアノも作曲もできる人、ハーモニカが似合う人、一人じゃ不安になるくらい危うかった人、誰かに依存しやすい人、笑うとブタ鼻になっちゃう人、愛が重い人、誰をかも惹き付けてやまない人、まっすぐな人、眩しい人、歌う人を馬鹿にしない人、仕事を全うする人、人見知りな人、とことんまっすぐに向き合う人、嘘のない人、ステージが好きな人、ファンをいちばん想ってる自信がある人、本当は強い人、しんどくなるくらいメンバーが好きな人

 すばるくんは、王将とかお姫様みたいだなって、真ん中でどっしりと構えてそれだけで周りの士気が上がるような風格があるなって思ってたんですけど、最近のすばるくんはどんどん覚悟を決めて進むひとりの勇者に見えました。わたしはすばるくんには泣いてほしくありませんでした。実際、すばるくんは最後まで涙をこぼさなかった、ずっと関ジャニをお願いしますとだけ言い続けて、アイドルという仕事を誠実にやりとげました。かっこよかったです。今までに見たすばるくんのなかで、一番かっこよかったです。

 すばるくんは、歌なんかどこでも歌えて歓声だって浴びれることに本当はとっくに気づいてたんじゃないですかね。それでもこんなに長く残ったのはメンバーが好きだったからじゃないですかね。ファンを愛してくれたのも嘘じゃないけど、楽屋が一番楽しかったのもあながち嘘ではないんじゃないかな。こんなに不器用な愛でアイドル全うした人、もう二度と出てこないんだろうな。わたしはそう思います。そんなすばるくんのアイドル姿を、7人の関ジャニを見れたのが、もうめちゃくちゃうれしくてしかたがありません。

 わたし戦隊のレッドっぽい人が好きなんです。明るくて笑顔がたえなくて熱くてちょっと馬鹿っぽくてまっすぐでガタイがいい、そんな人がタイプだから、どこか陰のあるナイフみたいなすばるくんはちょっと違いました。けれども、知れば知るほどこんなに人として尊敬して憧れて愛しい存在にまためぐりあえるんだろうか、と。担当という感覚はやっぱりすばるくんだったのかなって気もするんですよね。丸山さんとはまた別の好きでしたね。

 レッドがいない戦隊を、わたしは好きになれるのかなって自信がありませんでした。そんなの見たことがないから。王将のすばるくんがいて、参謀のようにヨコヒナがいて、周りを年下組が支えて、そのフォーメーションについて熱く語った記事も書きました。すばるくんへの気持ち、国語辞典ひいて考えました。すばるくんは、わたしの箱推しの要でもあったんです。

 だからこそ安田さんのレンジャーは染みました。言われた瞬間はっとしました。赤色、ど真ん中にあるじゃん!って思いました。すごく嬉しかった。それはあの赤が真ん中にある形を好きになって、今日に至るオタクがめちゃくちゃ救われた瞬間でした。錦戸さんの言葉もね、心強かったです。寂しさ痛みを知って、歯をくいしばって前を向ける関ジャニです。わたしの大好きな関ジャニです。

 そんな風に関ジャニがかっこよければかっこいいほど、もうこのまま安らかな気持ちで7月14日にブログも呟きもやめてもいいかもしれないって何回か思いました。でも関ジャニはいろんな意見を見てるんだなって思ったし(私以上にオタクのあれそれを知っていました……)、オタクは無力じゃないとも言ってくれるから、「好きだな~~~!」って意見もどこかで関ジャニの元気に繋がるなら、無理に綺麗にやめる必要もないなと思いました。

 わたしはまだ7人の記事を書きます。9割過去の関ジャニを見て書いてきたから、7人が過去になっても、変わらず書いていきたいなと思うんです。まだ書きたいことがあるから。そりゃあツアー感想とか、今の彼らに関しては、当然見ることができる6人の話で書きます。でも、7人が人としてめちゃくちゃすごいな~好きだな~って思ってるので、そういう文章は思いつく限りかいておきたいです。これからも7人は好きです、ずっと好きです。世の中には永遠もないとか絶対もないんですけど、わたしのなかにはあります。もちろんこんなド新規の熱量がずっと続くとは思ってないけれど、いつか好きな食べ物みたいに、ずっとそこにある好きになるんだと確信してます。

 コンサートでは丸山さんのうちわを持とうかなと思います。すごく怖く薄暗い数ヶ月における光は間違いなく関ジャニだったし、全然僅かなんてもんじゃなかったです。ずっとずっとほんとに眩しかったんです、嘘じゃありません。これだけ密度の濃い3ヶ月を乗り越えさせてくれた関ジャニに、ありがとう!これからも好きです!って思いながら行きたいです。すばるくんのいない関ジャニを見るの怖かったんですが、今は楽しみの方が強いです。すばるくんがまたわたしの前で歌ってくれたときにはめちゃくちゃ拍手するつもりですし、今は見える人たちを応援したいです。うん、錦戸さんもカッコつけようって言ってくれたし、空元気でも前向きます。自分の人生を頑張ります。

 アイドルは夢を見せてくれるけど、関ジャニは夢をぶちこわしてもっと夢みたいな現実を見せてくれるからとてもとても好きです。わたしはこれからも、自分の好きなように、7人と6人とすばるくんのオタクでいます。

すばるくんへ 去年の夏の「またあそぼう」って約束、かなえてもらえるの待ってますね!

GR8EST映像の感想

 私は円盤や雑誌、テレビのレポというものがへたくそです。ほんとのほんとに、まじでへたくそです。レポは、情報をそのまま伝える、後世に残すことが重要だと思うのですが、私はそもそも物事をそのまま分かりやすく伝えるというのが苦手です。書いてるうちに「いや買って見てくれ!見た方が早い!!」と頭を抱えてしまいます。結局三馬鹿personの感想もかけていません。コンサートはその時その人にしか見れないものがあるけれど、円盤は「買って見て自分の感想を大切にしてほしい」と思います。まあ大抵いつも何を書けばいいのか分からなくなります。見てるうちにあれやこれや別の情報を思い出しては脱線しがちな私にとっては、純粋な「感想」を書くのさえ難しいのです。

 そんな私ですが、今回は、ベストアルバムということで、新規性の高い3つの映像、ハローグレイテストベイビー、スカパラコラボ無責任ヒーローMV、大阪ロマネスクMVについて書こうと思います。見た順番に、心境の変化をただただ記録していきます。私の感想はおもんないですが、CDはとてもいいです。ぜひ買ってください。

 

グレイテストベイビー

 嵐の兄弟設定のMVでメンバーの顔を合成したお母さんが登場したことがありました。それもあり、私は赤ちゃんがかわいいと思っています、今もそれはかわっていません。怖いとか不気味という意見も分からんではないのですが、私はどうもそのへんがにぶいようで、うわすごい!イケメンの要素しかない!!と感動してしているのが嘘偽りない本心です。将来に期待してしまうし、家族写真には泣きました。おかしいのかもしれないけどいつも心に前向きスクリームの精神*1でいます。

 そのうち、出産というデリケートなものを笑いにもっていくことや、それをさらにネタにして乗っかるTLが辛い人がいることを知って、軽率だったかなあと申し訳なくなったりしていました。ただ私自身は、関ジャニやTLが笑わせようとしてくれている様な気がして、そういう空気に救われたと感じているので、葛藤しながらも、やっぱりこれも肯定する文章を書きます。

 私は本気で真面目にすることでウケを狙っていく関ジャニが好きです。そのため、アルバムを開いた瞬間、気合の入った写真と白い紙に泣き笑いしました。ああ、今日もまた馬鹿やってるんだなと愛しさがこみあげました。しかしディスク4には絶句しました、真顔になりました。あんな衝撃は、今後の人生でどのくらい味わえるのだろうなぁとしみじみ思い返します。今書いていても、あの衝撃を表す言葉が浮かばないのです。開始3秒で一時停止して、ツイッターに「絶対にネタバレを見ずに見てください!!!!!!」と書きました。

 映像に若干の既視感がありました。あえて何かに例えるなら、ポピーザーパフォーマーの世界観だと思います。誰もツッコまない、淡々と流れるハッピーな狂気の時間に、こちらまでも狂いそうになりました。

 今までにない関ジャニを見たと思います。ふわふわポムポムも、元気が出る運動会も、丸山が2050年からやってきた!も、変な気持ちにはなりましたが、これは次元の違うイメージビデオです。私はかなり彼らの事を考えているので、もうある程度のことじゃ心底驚かなくなったと自負しています。新しい仕事を取ってきて、女装しておじいちゃんになって、そういう彼らを見てマジか~~~~~!!!と驚くと同時に、まあ関ジャニだから当然だな!という思いがありました。ですが、これはどうやって讃えればいいんでしょう。なんといえばいいんでしょう。男が妊娠してグレイテストベイビーができる、ギャグ漫画ならありうります。けれども関ジャニって30半ばにして、国の仕事もこなす、最近はバンドやクールなドラマ・映画路線も強くなってきた、かっこいいおじさんアイドルじゃないですか。おかしいじゃないですか。それとも、衝撃が大きすぎて、最終的になんだか感動してしまった私がおかしいのでしょうか。普通とは何かを考えさせられるイメージビデオだと思います。おすすめです。

 寂しさを一瞬でも吹き飛ばしてくれて、ありがとうございます。ただ、本当に彼らはこの映像でよかったのかという疑問だけが残ります。通常のMVメイキングと変わらず淡々と撮影される様子を、なんとも言えない顔で黙って見つめながら思いました。

 いやほんと、彼らがいいなら、いいのだけど。

 

スカパラコラボ無責任ヒーロー

 次にスカパラコラボ無責任ヒーローを見ました。曲自体はラジオで聞いたりしていて、MVの映像もちらほら見ていたのですが、ほんとに、ほんとにかっこいいです。私はこの曲自体が大好きです。関ジャニには責任や期待を押しつけたくないけれど、心のどこかでかっこいいヒーロー性を求めている、そんな私の心境への、最高にかっこいいアンサーソングに聞こえます。無責任と言い張るところがなんとも粋です。加えて、スカのしぶくてクールで若干ユーモラスな雰囲気が好きなので、このコラボはますますテンションが上がります。音楽の事は一切分からないけど胸が躍ります。

 最初の中央にならぶシーン、すばるくんが真ん中で、なんというかっこいい魅せ方なんだろうと思いました。まるで、すばるくんを擁する最後の決戦のように映りました。

  しかしそれ以上に内容は、それぞれがそれぞれの成長をすばるくんや私に見せつけているような印象を受けました。特に安田さん丸山さんから錦戸さんに繋がるフレーズ「呼ばれてなくてもジャジャジャジャーン」「関係なくてもジャジャジャジャーン」「笑っておくれよなるようになるさ」は、6人の関ジャニの音楽を牽引するであろう3人の強さを感じさせるものでした。寝転がった状態から、最初に立ち上がるのが錦戸さんだったのも、いい演出だなと思います。

  スカパラさんがきて人見知りしていた可能性も高いけど、沢山のMVでど真ん中で強く強く歌うすばるくんの印象が強かったから、今回のすばるくんは抑えぎみな印象を受けました。けれどもそれを支えるように、年下組の楽しそうな歌声が聞こえて、横山さんと村上さんもびっくりするほど歌がうまくなっていて。演奏している姿はみんなキラキラしていました。すばるくんがきっかけをくれた武器で、彼らこんなにキラキラしながら音楽やってるんだよってすばるくんの肩を叩きたいくらい、かっこよかったです。全員が全員、かっこよかった。かっこよかったって何回言うんでしょう。

 今回のスカパラMV、7人最後のPVです。でも私には6人と1人のスタートにも映ります。すっごくすっごく7人の関ジャニが好きなんだけど、それはずっと変わらないと思うけど、6人の関ジャニも愛せそうだと感じました。「ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!」という気持ちを奮い立たせる、未来に向けたリメイクです。最後の「ファイト!関ジャニ!無限大!エイト!」が熱く叫ぶすばるくんで締まるのも、なんだか縁を感じます。背景に何にもないから、裸一貫で戦いにいくような、ワクワクするMVになっています。きっとこれから本当にそういう日々になるんだと思うんですけど、彼らが笑ってくれるので、なんとかなるさとカッコよくいてくれるので、とても救われます。

 

大阪ロマネスク

 スカパラコラボではすばるくんが少し抑えぎみだった印象がありました。すばるくんはギターで勝負?していたけど、すばるくんの本当の武器は声だと思います。だからこそ大阪ロマネスクの冒頭ですばるくんが凛と歌い上げたとき、これからの関ジャニの音楽ですばるくんが自分を抑えてしまうなら、それはとてももったいないことだと思いました。同時にとんでもなく寂しくて切なくなって泣いてしまいました。号泣じゃなくて、自然と涙がこぼれてきました。

 スカパラコラボで、すばるくんの声がない関ジャニの音楽も好きになれると思いました。きっとそれも真実です。でもすばるくんの声を聞いたら、すばるくんがほしいという気持ちがものすごい勢いで湧いてきます。すばるくんの歌は、伝える歌だと思います。うまく歌いたいとかではなく、伝えたいがあふれてくる歌だから、共鳴したときに単なる感動ではないなにかで、ふるえるんじゃないかなという気がします。

 綺麗なピアノを聞くと、どうしても卒業式を思い出してしまいます。ただでさえぎゅうぎゅうにいろんなものがのっかってる大阪ロマネスクに、すばるくんという存在まで乗っけるのかと思うと、乗せすぎ乗せすぎ!!!という気分になります。私は映像を見て、強い風が吹く空港で彼らは何を想ったんだろうなぁなんてポエムなことを考えちゃいますが、あの険しい表情の本音は「風強いな」くらいであってほしいとも思っています。私の寂しいを、関ジャニが一緒に背負う必要はないんです。

  このMV、光がすごく綺麗です。私にとっての関ジャニはいつもこんな風に眩しく見えます。近所のお兄さんが実はすごく大人だったことに気づく夏のようです。大阪ロマネスクの切なくも強さに溢れた情景を、美しいピアノアレンジで彩ったMVに、やっぱり寂しさがこみあげました。見た順番を、ちょっぴり後悔しています。

 

 

 ベストでいつもの関ジャニを魅せ、ベイビーで新しい関ジャニを魅せてくれました。私は、無責任ヒーローでこれからの関ジャニの強さを、大阪ロマネスクですばるくんの存在の大きさを噛み締めました。ジャムはごった煮でしたが、グレイテストは4つの魅力が収まったアルバムな気がします。

  この告知があまりされてない理由は私にはわかりません。でも、ジャムが一般に向けたアルバムならば、このベストはファンに向けたアルバムで、今までの関ジャニを見てきてくれた人たちにきちんと届けたいという、家族アルバム要素の強いアルバムなのかなと解釈しました。

 とはいえ、この三本、なんだかんだ言っても寂しくて寂しくて、実はまだ二回しか見ていないのです(ベイビーですら)。でも関ジャニが見てほしくて作ったアルバムなので、私も素直に楽しみたいところです。いつか懐かしい気持ちでめくる一ページになるんだろうなという気がしつつ、収納場所に悩んでいます。素敵なアルバムの、個人的な感想でした。

*1:同じアホならハジケにゃ損!損!

松原.の魅力を考える

※注意※
以下、引用として示した発言については、今まで私がネットの大海から集めた情報であり、出典不明多数のため、不確かな情報が混ざっています。



f:id:shiotsurezure:20180522210043j:plain

 松原.とは関ジャニ渋谷すばる村上信五のコンビを指したコンビ名である。Jr時代にバラエティ番組に出演した際、名前を知らなかった出演者に
適当に「松原かずひろ」と呼ばれたところから由来しているようだ。「松原(かずひろ)」がすばるくん、「.」が村上さんを指している。

 私は松原.が好きだと思う。いわゆる王道シンメヨコヒナから入って、ヨコヒナヨコヒナ言ってたのに、ある日推しソートをやってみたら、松原.が1番上に来た。あれっ!そうか私は松原.が好きだったのか!そういう感覚ですっと好きになっていたのが松原.だった。今日まであまりその気持ちを深く考えずにきた。

 松原.は、好きな人が多いわりに、意外と語りにくい上位に入る気がする。松原.は大してイチャイチャしない。萌えたり、絶叫したりする部類のコンビではない。絶句することも頭を抱えることもあんまりなかった。

 ただ、松原.はずっと笑ってると思う。ずっと楽しそうにしてる。私はそれが好きだ。私が見てきた松原.は9割9分笑ってる。渋谷さんが村上さんを笑わせようとして、村上さんが司会進行すべて忘れて笑って、すばるくんが満足そうに笑って、とにかく笑っている。村上さんは、裏ナレーション刑事をしたら台本じゃなくてすばるくんの変顔に笑ってしまう。大倉くんのアイーンではなく、すばるくんのコメントに笑ってしまう。村上さんの笑いの沸点は、対すばるくんに関しては大倉くん並みに下がっている。彼らを見ているときわたしの心に「なんかええなあ」という言葉が浮かぶ。

 「俺とすばるにしかわからんことがあるんやから、なんでそんなの言わなあかんの」
この発言を反芻するとき、わたしは村上くんに「アイドルなんだからそんなことを言わんで教えてくれよ……!!」と地団駄を踏む。けれども同時に、そうか、松原.のふたりって、アイドルじゃなくて幼馴染の友達なんだなとも思ったりする。


ー出会いー

すばると初めて会ったのは(堂本)剛君の番組が最初やったんかなぁ。名前が印象的やったから「すばるって誰?」って聞いたら「アイツやで」って。そっち見たら、耳にでっかいボディピアスした、とっつきにくそうな少年が無表情のまま大人をにらんどった。最初は”笑わないコ”という印象が強かったから。初めて、ちゃんと話した時「めっちゃ笑うし、ようしゃべるやん」って、そのギャップに驚いたのを今でも覚えてるわ。

村上君はね、昔っから、先輩後輩関係なく、誰に対しても楽しく接することができて。ほんまに周りにたくさん人が集まってくるコやった。それは今も変わらんよね。変わったといえば、昔はもっとピュアだった。ピュアというか…丸裸?洋服一つ分からへん、みたいな。「オシャレってなんですか?」みたいな。結果、真冬に裸にオーバーオール着てくる、みたいな(笑)ほんまに1月のくっそ寒い時期に、オーバーオール1枚で現場に現れた事があるんですよ。「お前寒くないの?」て聞いたら「全然寒くない!」って200%の笑顔が返ってきて。あの時は彼のピュアさに度肝を抜かれましたよねぇ。

 村上さんの語るすばるくんとの出会いの、なんと物語性の強いことだろう。「見たら、耳にでっかいボディピアスした、とっつきにくそうな少年が無表情のまま大人をにらんどった。」はそのまま小説の帯にでてきそうだ。村上さんのすばるくんを恐れないフラットな態度が、ほぼ初めて話す時でさえ、人見知りのすばるくんの笑顔と言葉を引き出したんだろうと思う。二人の発言を見ると、お互い笑顔の印象が強いんだと気づく。やっぱり松原.って、彼ら自身のなかでも笑顔でできてるんだなと感じる。嬉しい驚きと笑顔で、松原.の出会いは色がついたようにキラキラしている。


ー1997~1999ー

村:俺とすばるはJr.に入った時期がほとんど一緒やねん。隣町の中学にもJr.が1人いるって聞いてたんや。それで2回目か3回目のレッスンの時やったかな、俺のほうから「家ドコ?」って話しかけたんや。それから家が近いこともあっていつも2人で行動するようになって仲ようなったんや。

村:すばるは隣の中学におったんや。レッスンのとき俺が声をかけて、一緒にレッスン行ったり、遊んだりするようになった。すばるの家は隣の駅やから、学校終わるとホカ弁買って、すばるの家に行ってそれを食べる。それから遊んで、自分の家に帰るって生活をしてたこともあるな。

渋:この前俺が部屋でテレビ見てたらいきなり俺の家に来て「暇やったから来た」って。来る前に電話くらいせぇってホンマ(笑)で、大体泊まっていくねん。俺が布団を用意してやるとヒナ、ソッコー寝る。ホンマ何しに来とるんや(笑)けど、俺1人で部屋にいるよりはマシか。ヒナは夜の友やわ。

村:今、楽しいのは関西ジュニアの渋谷くんとかの家に泊まったりして語り合ったり遊んだりしてることかな。

村:そういえば、ジュニアに入ってすぐのころ、すばるが俺の家に来たことあんねんけど、俺の部屋がスゴいことになったんや。なにがスゴいって、ちらかしかたがスゴい。あとで片付けるのがどんだけ大変やったか。でも、楽しかったから、よかったらまた来てくれ。

 松原.が地元のツレとして、同じ学校の友達のように互いの家を行き来している時期。一緒に事務所に通ってレッスンをし、家や近所で遊んだり、ご飯を食べたり、泊まったり、そういう他愛もない日常を共に歩んでいる。大抵はすばるくんの家に遊びにいっていたようだ。村上くんの家は山の上だから滅多に来ない。来た日には散らかされるありさまだ。
 村上さんはちょっと潔癖だ。でも、来た日の思い出を村上くんは楽しかった、また来てくれと語っている。私はこのころの彼らを想像するとノスタルジーを感じる。すばるくんの『ジュニアに入って最初にできた友達は、ヒナこと村上信五』という発言が胸に染みるのだ。


ーシャンプー事件ー

村:普段みんな仲ええけど、3日ぐらい前に僕とすばる大げんかしたやん、僕がシャンプーを借りて、きれいに洗ってから返すの忘れたらメッチャ怒って… 
横:すばる、キレたん?
渋:マジギレ!(笑)ひと晩寝たらもう気が済んだけど。
村:結局けんかしても次の日には仲直りしてるよなぁ。


 この時期にシャンプー事件が起きている。翌日には仲直りしている清々しさが、松原.の気持ちの良いところだと思う。関パニでも楽しそうに話す二人の姿が見れる。


ー家出ー
16歳の頃、松原.はさらに青春の塊のようなことをしている。家出である。

渋:シャンプー事件はヒナが喋ったらしいんで、もうひとつのを。"すべてのおとなたちが…"と、尾崎豊さん的な考えを持った青春時代、俺とヒナとで家出をしようと計画をたてて。俺は夜中、こっそりベランダの柱を伝って家を出て。待ち合わせ場所でヒナのことをずーっと待ってたのに結局来なくて。翌日「親にばれた~」って明るく言ったときに「おまえ、何があっても来る言うたやんか、コラァ~~~!」ってめっちゃキレたことがありました。

渋:16歳くらいのときにね、若さゆえの反抗期というか悩みというか、ふたりで「家出しよう!親にバレても家を出よう!」ってなったんですよ。ほんで夜中、ボクは家のベランダからシュルシュルって降りて待ち合わせの駅に向かったんですけど待てど暮らせどヒナが来ない。しょうがないからボクはそのまま友達の家に泊まりにいったんですよ。翌日ヒナに聞いたらね、あいつ普通に学校行ってたんですよ(笑)!「オトンにバレた」言うて。「親にバレても家出しよって約束したやんけ!なんやねん!」って、ボクめっちゃ怒りましたね~。

渋:家出んときは、結局お前待ち合わせ来んかったよな!ホンマ、最っ低や!(笑)
村:僕、家出ようと思ったときにおとんに見つかってもうたんや!
渋:結局、2人で会ったその日のうちにバレて、おかん2人とも迎えに来てな。「すいませーん」言うてたわ(笑)

 青春小説の塊のような松原.のなかで、このエピソードは本当に青春のコアだと思っている。親にばれても、二人で家出しようとして、夜中に駅まで行って、ずっと村上さんを待っていたすばるくん。ばれて行かなかった村上さん。それに怒るすばるくん。結局は二人とも親に怒られて、家出は成立しなかった。この計画をたてているときのこと、もし二人が家出を成し遂げていたら、二人はどこまで行っていたんだろうか。そんなノスタルジアな想像を膨らませる、眩しい青春のかけらだと思う。


ー1999~2002ー

村:カラオケに行ったり、アメ村に買い物に行ったりもする。そう考えるとジュニアに入った中2のころから、ほとんどすばると一緒におるな。仕事も一緒になって、ラジオやテレビ、舞台を一緒にやるようになって、さらに一緒にいる時間が増えたし。

渋:プライベート的には、ここのところヒナとずっと一緒やから、ヒナにも感謝してるで。ヒナは俺にとって良きパートナーであり、良き理解者であり、良きライバルやねん。

渋:今、いちばん話すのはヒナやから、オレのこといちばん知ってんのはヒナやろうし、ヒナのこと一番わかってんのもオレやろうし…。オレらふたりとも心配性で、お互いけっこう心の支えになってるとこあって。もちろんライバル意識も。おたがいが競争しつつ、走っていければ…

渋:(村上が身の回りの世話を焼いてくれるので)そのせいでオレはますます自立しなくなるとも思うけど、やっぱラクなほうがええからな。多分オレの人生にヒナは欠かせへんで(笑)だから一番の得意技はヒナに頼ることかもしれんな(笑)

渋:なぁ、お前俺の事好き?
村:あぁ、好きや~。いきなりやな(笑) 渋:好きやろ。でもな、お前が俺の事を好きって思ってる以上に俺はお前の事好きやと思う 村:あぁ…お前なんか今すごい告白してんなぁ(笑)でもそういわれてみれば、お前にすごい好かれてる気がする。
渋:やろやろやろ?だから…もっと来いよ(笑)でもお前の性格からいうとお前は皆と同じ位仲良くなれんねん(熱く)がしかし!俺はお前しかおらん!な? 村:俺と特別な仲になりたいんや。
渋:そう!でもこの激白を変な意味で捉えんといてな(笑)俺は女の子が大好きやから。

村:この前すばるとメシ食ったときに、いっぱいふたりでしゃべったやん?そんとき、いまさらになってわかってんけど、すばるも将来のことや、仕事のこと、いろんなこと真剣に考えてるんやなーって関心したんよ。
渋:そりゃーな。なんも考えてへんかったら、ただのアホやん。

 仕事も増え、ライバルとしての意識を持っていた1999から2000年にかけて、すばるくんは不安も相まって、精神的に村上さんへの依存が強くなっていったんだと思う。プライベートも仕事も一緒にいられる友達なんてそういない。村上さんや横山さんにすがって生きていたんだという気がする。でも村上さんはあ~そうなんかぁって笑ってさらっと流してしまう。すばるくんはそんな村上さんににあ~~~もう!!!となりながらも、たくさん救われてきたんだろう。松原.はずっと、苦しいときもキラキラしてる。

渋:とある日の本番前に、オレが鼻歌を歌ってたら、そこにヒナも入ってきて一緒に大声で歌ったんや。そしたらなんかしらんけどそれがすっかり恒例行事になってしまって(笑)以来本番前になると「今日は何歌う?」って聞かれるようになったんや。

(恋の相談に乗ってもらうなら誰?)
渋:あのな、あのな…これ~前回も言ったけど、これ(横山)は優しいんや!だから色々言ってくれそうや!だがな、俺の個人的意見やけどな、ぶっちゃけたこの~……腹割った話できるのはこっち(村上)なんや
村:(爆笑)
横:いい話じゃないですか!
渋:だがな、一個言いたいねん!腹割って話できるのはこっち(村上)やねんけどな、こっち(村上)にやってもたいしたことは言われへんねん
横:(爆笑)
村:うるさいわ!(笑)たいしたことないとか言うな!

 横山さんとすばるくんは『似ている』ので、感情を共有してくれる。一方で、村上さんはすばるくんと同じようには考えない。一緒に苦しんではくれない。ただ、すばるくんは、村上さんにすがってはいたが、一緒に沈んでくれない村上さんに内心ほっともしていたのではないかという気がする。アドバイスや慰めよりも、明るい場所で自分を待って受け止めててくれる存在がほしかったのかもしれない。

村:言わずもがな、みたいな関係やもんな。正直、すばるの存在だけで助けられたことは、数えきれへんほどあるわ。別に相談乗ってもらうとか、空気読んで気ぃ遣ってくれるとか、そんなんじゃないけど。
渋:俺ら子供やったから、そんな器用なことはできひんかったしな。

 そしてそれはきっと村上さんにとっても同じだったと思う。すばるくんの話をうんうんと聞きながら、村上さんもまた、悩み傷つきでも自分を真っ直ぐに生きているすばるくんの存在に、自分ではできない何かを遂げてくれるその姿に、救われていたのだという気がしている。


ー2003~2006ー

渋:最近ヒナにめっちゃホメられる。「大人になったなぁ」って(笑)「ぶっちゃけちょっとまえのおまえ、大っ嫌いやったもん。絶対、人の言うこときかんかったからなぁ」って、普通に言ってくれるからありがたい。

渋:ヒナとごはん食べながら、どうでもええ話をしてる時間がめっちゃ楽しい。ずっと笑ってる。

渋:いまでは公私ともに頼りにしてる人で、自分がピンチになったとき、真っ先に頼ってしまうのは、やっぱりヒナやねんな。

渋:まぁ、いつも一方的にオレの悩みを聞いてもらってるだけなんやけど、すっごい包容力のある言葉をいっぱいもらって心の中がすっきりした。オレにとってヒナはメンバーでもあり、親友でもあるなぁ。

村:ふたりでメシ行ったときとか、こういう話せえへんもんなぁ。でもなんとなくは、すばるの気持ちわかってるで。
渋:それこそヒナくらいやで。自分をガッと出して、うわ~って聞いてもらえるのは。

村:メンバーの中で、俺が一番すばるのこと知ってる。

 デビューのあたりから、村上くん曰く、すばるくんが大人になった、らしい。少し周りを見れる余裕が出て来たのかもしれない。「ちょっと前のお前」がどこを指すのかわからないが、本当にちょっと前ならば、2003年くらいのことなのかなと思う。村上さんとすばるくんの「目を見ればわかる関係」は、もうこのあたりで完成されてる気がした。村上さんは、2005年あたりから2016年までずっと、一貫してすばるくんをちっさいおっさんと称しているのだ。


ー餃子ー

渋:今思い出したけど、そういえば昔、俺の誕生日に村上がぎょうざ作ってくれたな。おいしかったで!
村:そうやったな。3年前かな、お店でお祝いしてて、店のキッチン借りて作ったんやな。
渋:うれしかったわ~

 誕生日祝いに店のキッチンを借り餃子を作ってくれたとは知らず文句を言ってしまっても、手作りだと知った途端世界一美味いと言って完食したすばるくん。気持ちを大事にするすばるくんらしいなと思う。おいしかった、うれしかったと言うすばるくんは、錦戸さんにパスタをつくってあげて、同じ事を言われているのだなぁ、そういう連鎖も素敵だなぁと思う。


ー『未定』壱ー
『未定』壱(死ぬほど見たかった)という題からして、松原.の象徴だと感じてしまう。松原.の家出は、前述のとおり始まらなかった。この舞台もある意味始まっていない。未定『壱』だからだ。松原.はずっと時が止まってるような尊さがあると思う。

村:舞台(『未定』壱)は、僕から言うことはなんもないな。渋やんが楽しくやってくれたら、それでええねん。

村:2人で脚本・演出をしたけど…ま、未定ってことで(笑)お互いやりたいように自由に楽しむだけ。言うてもほとんどすばるが進めてくれたから俺何もやってへんし。今回に関してはすばるが統括プロデューサーみたいなもんやからね。

渋:2人ともすごく自信があるし、絶対大丈夫や。不安はないけど、ちょっとドキドキやな。
村:何か、子ども心が出てくるな。しかし、出演者が俺らだけやし気が楽。俺にとって結局、すばるのやりたいことは俺のやりたいことでもあるから。

 このころの村上さんは、既に「すばるならなんでもええねん」状態になっている。すばるくんがやりたいことが、楽しいことが、自分の喜びでもある。そんな思いをひしひしと感じる。村上さんはこの数年間でいろんなすばるくんを知りそして知った上ですばるくんが好きなんだろう。私は、自己犠牲やエゴではなく、本当に他人の幸せが無条件で喜びとなることを知っている。だから、村上さんにとってはすばるくんもそういう存在の一人だったのだろうと思う。

渋:で、「また舞台を」って具体的な話になったときにヒナに「今、オレはバンドをやりたいねん」て話をして、ヒナはその気持ちを理解してくれた。二人では、”またいつかお互いにおっさんになってできたらいいなぁ”って思ってるし…

村:あのときは全部すばる任せで。いつかまたやりたいですね。すばるが動いてくれれば、僕はのっかります。

 すばるくんがバンドをやりたいといえばそれを受け入れ、すばるくんがまたやりたいと言えばやる。村上さんのやりたいやりたくないという願望はあれど、結局はすばるくん次第なのだ。

 「2人の場所を守ってくれてるんじゃないかと思う」と何年も前に語ったすばるくんの発言を聞いて、「そうなんや。その真意は…すばるにだけ、いつか言うわ」と言った村上さん。すばるくんが辞める今年、イフオアが終わった。わたしはその真意を知らない。でもいつかきっとすばるくんには伝わるのだ。それでいいと思う、それがわたしの好きな松原.である。


ー2007~2008ー

村:今でも不思議に思う事は、まさか同じグループでやっていくとは夢にも思ってなかった。まさかまさかの展開ですよ!人生わからんもんやね!見ず知らずの隣町の同い年と仕事をしてるんやもん!にしても今年は一緒に居すぎやろ(笑)2008年は変な年ですよ!

村:「(サンタさんへの今年のお願いは)来年の元旦も、渋やんと(サッカーの)天皇杯決勝を見に行かせて!」って頼むわ。もう2年連続で行ってるし、ここ2年、いい年やったし。元旦に、国立競技場で天皇杯を見ることが、自分にとっての初詣みたいなもんやねん。

 2008年は舞台、ドラマなどで一緒に組むことも多かった。その事実に「一緒におりすぎ」と笑う村上さんは、きっと幸せそうだったに違いない。そうでなければ、こんなに一緒にいたすばるくんと、来年の元旦も一緒にサッカーを見にいくのが、サンタへのお願いになるわけがないと思う。村上さんは本当にすばるくんが好きだ。好きに違いない。


ー2009~ー

渋:昔から(一緒に)いるからヒナって呼ぶんですけど、そのね、雛形さんに似てたというとこから来てるっていうの知ってるんで、もう来年30とかになってくるでしょ?で、もうこんなオッサンをヒナって呼んでる…何この気持ち悪い感じっていう…のはあるんですけど正直最近!

村:メールくれたね。オンエア前で俺も後で見よう思ってたときに先にすばるが見終わってて。"お疲れ様でした、よかったよ"ってメールくれて。素直にうれしかったですねぇ~。すばるがそんなふうに見てくれたんか~って、嬉しかったな。

村:(昨日の夕食)渋谷さんと二人でお部屋でご飯食べてました、TVでドキュメント見ながら。
横:ふたりで!?
村:ルームサービスで
横:ひとりで食べずに二人で!?熟年夫婦みたいやな…

村:会話はホンマ必要最低限しかなくて、「これ、何につけるんやろ?」「これにつけるんちゃう?」「あ、そうか」「うまいなー」「うまいなー」なんて程度で。で、ちょっと片付けしてたら、すばるが、あったかい紅茶を淹れてくれてました。何も言うてないのに。

村:そういえば今年はまだ2人でご飯行ってないなぁ、去年は焼き鳥に行ったけど。
渋:なかなか2人だけってなるとな。でもいまだに俺が2人だけで飯行くのはヒナだけやからね。たとえ年1回でも、その時間を持つのと持たへんのとでは、全然違うと思うし。

 すばるくんが穏やかになったからか、松原.の間に流れる空気もどんどん穏やかになっていく。それでも松原.はこんなド新規の心をも惹きつけてやまない。子どものままのような関係性、長い年月を感じさせる関係性、その両方で今の松原.はできているように思う。


ーピアノと歌ー

 すばるくんがどん底のとき、手を引いてアイドルの世界へ引っ張ったのが村上さんなら、村上さんを音楽の世界へ引っ張ったのがすばるくんだった。歌とすばるくんと、ピアノと村上さん。これが交わったのが渇いた花だったと思う。

村:俺これ多分言うたことないかもわからないですけど、元々ピアノね、はじめたん、すばるに言われたからですからね!きっかけは!6年、7年くらい前かなぁ…
渋:俺そんなん言うたっけ
村:言うたやん!
渋:俺なんて言うた?
村:これバンドでさぁ、昔それこそCD出してない時、大阪の松竹座ってとこでミュージカルとかコンサートやらせてもらってたんですよ、その時に今の大倉と丸山と安田とすばるで、バンド曲言うて自分たちで曲つくってやってたんですね。
村:そん時に「うわーキーボードおったらええのにな~」とか言うて。
渋:それ言うてたよね。
村:ほいで一回やったらええやん!って言われたんですよ、いややったことないし!無理やって!って言ったらじゃあ安田が曲つくるからそれ覚えてーや!って言われて。一回3人で、あいつがひいて俺がやらなあかんいわれてそれが最初やったんですよ、CDにもなんにもなってないですけどね。

 2003年頃にピアノを始めた村上さんのきっかけは、すばるくん。大倉くんのドラムも、丸山さんのベースも強く推したのはすばるくんだ。

村:DVDでは見事ドッキリにひっかかってしまいましたが、次もかかってきなさい(笑) 渋やんには僕のピアノが上達したら合わせて歌ってほしいです。練習せな~

 2009年のこの村上さんの発言が、現実に叶ってよかったと思う。未定にならなくて、よかったと思う。


 すばるくんのピアノを始める前から村上さんはすばるくんの歌に惚れている。そして年月がたつにつれ、すばるくんの歌は、ただうまいんじゃないのだという感覚がにじみ出てくる気がする。言葉を尽くしてもあれを伝えられることはできないと思うようになっていったのか、ソロコンの感想は村上さんの胸の中にある。

村:オレ、すばるのこといっぱい言えるよ。すばるは、空気つくるのがうまいと思う。自分の雰囲気とか。歌ってるときは、ものすごカッコええ!って思う。なんやろね。歌うたったらびっくりするぐらい変わるから。

村:すばるは歌ってるときが一番輝いてるな!

関ジャニ∞の曲で一番好きなのは?』
村:すばるが歌ってるロックな曲は全部好き。

『セクシーなメンバーは?』
村:ブルースやロックを歌ってるときのすばる。

村:僕はすばるの大ファン。みんなには悪いけど、一番近くですばるの歌声を聴けて得してるなって思う。あのちっさいオッサンが、歌うとものすごく大きく見えますからね。(笑)

『すばるライブで泣いてた?』
村:そんなもん…言いませんよ別に人には…観に行きましたよ、確かに、すばるのライブは…ただ僕と彼にしかわからんもんがあるわけですからそんなもんなんでわざわざ言わなあかん…
丸:開けなくていい蓋ですもんね
村:そっとしといてくれよ

『渋谷のカバーアルバムの感想』
村:俺はちょっと言われへんな!こんなんは言われへんわ!あんま言葉にするアレじゃないですけどね!すばるはすばるで頑張ってることですから…これを俺らが言うたらそれは評価になってしまうから!まだとっときます!振り返って感想になったときに言いますわ

 松原.の映像とともに、渇いた花を全人類に見てほしい。愛しげで、嬉しそうで、こんなに切ない歌なのに、こんなにも暖かい音楽があるのだと思う。私はすばるくんの歌のうまさに、村上くんがピアノを弾けるようになったことに感動してるんじゃない。二人があまりにも嬉しそうに、互いのための音楽を奏でるから、その表情と音色に泣いてしまうのだ。一つ一つの音を確かめ合うように、互いの方だけを向いて、楽しそうに歌い弾く二人を見て、私はこんなにキラキラ眩しいコンビは、今後の自分の人生で見られる気がしないと思った。

渋:鍵盤なんか触れたこともなかった、ただの田舎の変なヤツと一緒に、15年以上一緒に居て、ふたりだけでドームのステージに立って、生で演奏するなんて、あの頃想像もしなかったし、そいつが緊張で指震わせながら、必死に鍵盤弾いてる姿を横で見てると、俺、いつもグッとくるんですよ。

(2人の歌に感動したというメールに)村:これすばるの歌やからな!感動の9割9分はすばるくんの歌ですからね…僕の0.1はさほど影響してないと思いますけど…僕は開き直ってやりましたからね!そもそも基礎的な技術もないですしとりあえずすばるの歌を邪魔したらアカンと

 村上さんはこう言っているが、弾いてるときの村上さんがそんなことを思っていたようには見えない。なにも考えずに、すばるくんと音楽を楽しんでいたと思う。すばるくんは、司会進行、タイムスケジュール、そういういろんなビジネス要素で埋まった村上さんの脳を、まっさらにしてくれる唯一無二の存在だと思っている。


ずっと笑ってる

 沢山のエピソードを、発言を並べた。でも本当は、松原.の魅力ってこの一言に尽きると思う。

渋:なんか…ヒナ笑かすの好きやねん俺!めっちゃ笑うやん!アレ好きやねん俺!何回言うても笑ろてくれんねん、何回言うても同じテンションで笑うから…

(村上は渋谷が何回同じ事を言っても笑っている)
村:言葉は一緒かもしれんけどな、間が違う… 
横:傍から言うたら一緒やからな!
村:全然ちゃう!ぜーんぜんちゃう!!こーの流れで放りこんで来るか!?ゆーとこでくんねんすばるは!!

 村上さんは何度もすばるくんの同じネタで笑う。あんなに頭のいい村上さんが、ガラガラで遊ぶ赤ちゃんのように、おんなじことで笑うのだ。全然違うと言っているが、村上さんは結局のところすばるくんなら何でもいいのだと思う。
 すばるくんと村上さんにしかわからないと本人たちがはっきり言っていて、それを幸せに大切に思っていることが伝わるから、松原.は第三者が語るには荷が重い。見てはいけないといったそんな重苦しいものではない、でも常にガラスの向こうの世界にある気がする。

渋:オレが言うことやることに一番笑ってくれる。オレの一番のファンかもしれんな(笑)性格も全然違うし、生き方も違う道を進んでるんやけど、アイツとオレの”最終的な答え”は同じような気がしてる。

村:俺が「ちょっと、何かないん?」って話ふると「あるで~」っておもろい話をしてくれんねん。それが毎回大爆笑もんなんやけど、パッと周り見ると笑ってるのは俺と渋ヤンだけで、スタッフとかだ~れも笑ってへん(笑)相変わらずそういうツボは一緒やねん。また新しいネタ待ってるで!

渋:15歳で知り合い20代のすべてを一緒に過ごし、まもなく30代に入っていきますけど、40、50、60、きったないつるっぱげのジジイになっても誰も二人しかわからんようなアホみたいなしょうもない事でいつまでも馬鹿笑いしてたいなと思います。

渋:村上さんとは生まれ育った場所も近く、自然と一緒に居る事が多かったのもあってか僕と村上2人の独特の空気感があると思います。そんな、根元の部分は今でも何も変わらないし、これからも変わらず2人にしか分からないかも知れない世界観でバカ笑いして居たいもんですな。

渋:僕の言う事で1番笑ってくれるのはヒナです。嬉しそうにしてくれるヒナの顔を見ると嬉しくなりどんどん調子に乗ってしまいます。これからも僕を上手い事転がして下さい。そしてあなたにしか出来ないあなただから出来る司会道を作って行って頂きたい。

 好きな人が笑ってくれるのは嬉しい。私もそうだ。だから二人にはずっと笑っていてほしい。

丸:すばるくんフェチじゃない? 
村:あ!かもしれん! 
丸:ようすばるくんの事でひとりだけ笑ってる時ありますからね! 
村:せやなぁ 
丸:すばフェチ! 
村:すばフェチやなぁ!なんか気になんねんなぁ…別になんもしてないねんけど
丸:たまーにすばるくんは村上くんだけ笑かせにいってる時とかあるじゃないですか! 
村:ある 
丸:しかもメンバーの中で一番その率が多いんですよね 
村:うん… 
丸:わかるやろ~みたいな、一番うれしそうな顔してるんですよ!

横:なんか好きなものが似てるんじゃないですか。感性というか。だから見てたらほんま楽しそうですよね。すばるがボケてたらヒナが楽しそうにツッコんでるとか、そういうのが目に見えて分かりますからね(笑)すばるがボケて、ヒナがボケ待ちしてるんですよ。

 松原.は、横山さんや丸山さんが言うように、また、私のようなこんな遠く離れた第三者から見ても、本当に嬉しそうで楽しそうなのだ。二人ともずっとずっと変わらず笑っているのだ。どんないちゃいちゃよりも、すばるくんが村上さんだけのためにボケて、村上さんが崩れ落ちるくらい笑う、たったそれだけのことが私はたまらなく好きだ。飽きずに十何年も繰り返している彼らを、きっと私もずっと見ていられる。


これまでの松原.とこれからの松原.

『お互いにここだけは変わって欲しいことは?』
村・渋:ありません
村:もう、これが村上信五やし、これが渋谷すばるやもんな
渋:特にオレらは8年どころか半生一緒におるから。違うところは全く違うんやけど、似てる部分の密度がめっちゃ濃い。そこがあるからこそ、そこさえちゃんと残ってれば、地元で遊んでた頃のように、いつまでも一緒におれる気がする。今でも2人っきりになると、あの頃にフッと戻るもんな。

渋:舞台は『KYOTOKYO』で村上と一緒に浴衣に下駄履いて、舞台の端から端まで楽しそうに走ってる子どもの役が最初やったと思う。ふたりでその役に命かけてた(笑)後から社長に「どこに命かけてるの?もっと上をめざせ!」って怒られました(笑)

 松原.は、ずっと地元で駆け回って遊んでる二人のまんま大人になった。もし私が松原.の魅力を語ってくださいと言われたら、本当はどんな素敵な記事を提示するより、どんなにエピソードを並べるより、松原.が会話してる写真を一枚差し出すのがいいと思う。ジャニ勉でも、クロニクルでも、関ジャムでも、ジュニアのときでも、今放送されたばかりのものでもいい。全部同じ顔で笑ってる。きっとプライベートでも同じ顔で笑ってる。そういうのがたまらなく好きだ。

 関ジャニが挑戦もとい変化していくのが好きだ。それがファンにとって好ましい方向でも、好ましくない方向でも、変わっていく彼らが好きだ。キラッキラの関ジャニが好きだ。こんなにかっこいいんだよすごいでしょうと全世界に吹聴してまわりたい。関ジャニを知らないなんてもったいないお化けがでるよ!といつも思っている。一分一秒も飽きさせない、その刺激に声をからして叫ぶ。でも、私は変わっていくものの中にある、変わらないものをいつも一番愛しているんだと思う。変わらないものを土台にして、変わっていくものを愛してるんだと思う。

 松原.のエピソードは、実はいっぱいある。でも実際に私たちが一連の映像を見ることはほぼない。すばるくんが、村上くんが、「こないだすばるが(ヒナが)」と楽しそうに話すのを聞いて、松原.だなぁとしみじみ思う。数年単位のことがこないだで語られたり、ずっと昔のことを今面白いことがあったかのように話す。インタビューやラジオで持ちネタと言わんばかりに話す。何が面白いのかよくわからないこともある。でも子どもが「今日小学校でこんな楽しいことがあったんだよ!」と話してくれるように、「なんかよくわからんが楽しそうだ」と、とても幸せな気持ちになる。たぶん、その話を聞いたもう一方の松原.は笑い転げているんだろう。そういった表情を勝手に想像しては幸せになる。

 私はこのあいだふと思い立って、15年ぶりに遠方住む幼馴染に会ってきた。先週は1歳から高校まで共に過ごした幼馴染みの家に10年ぶりに電話をかけてみた。私にとっての幼馴染みとは、10年以上会ってなくても全く気を使わなくていい存在だ。いつでも元の関係に戻れて、離れてても「元気でやってるんだろうな」と思う。いきなりの連絡でも、笑って受け止めてくれる存在って、いいなと感じた。

渋:村上くんの車で寝ちゃったっていうのは僕がそれだけ村上くんの運転を信用して村上くんに心を開いているからなんやと思います(笑)!
村:予兆はあってんな"ヒナ~俺もうダメかもしれん"って(笑)
渋:そのへんはもう俺とお前のアイコンタクトやんな、なぁ、なぁ。

 あの会見の日、村上さんは、目を見ればわかったと言った。ほんとにそうだと思う。目を見ずとも、わかっていたような気がする。

 私は正直、すばるくんが辞めるということを受け入れたことが、最後の情けのようになってしまわないかと不安だった。袂を別つという言葉にも、「渋谷すばる関ジャニを」ではなく「関ジャニを」お願いしますと言ったことに胸がえぐれそうなくらいショックを受けた。村上さんはいろんなことを割り切れる人だから、すばるくんとの関係も「音楽を選んだんだから」とすっぱり斬ってしまったらどうしようと思うとたまらなかった。

村:すばるは~、僕は彼の生き方が好きですからねぇ。生き方が素晴らしいと 
渋:…(笑)
村:っていうかなんでしょうね。もう(付き合いが)長いですから。自分でこうと思ったことは基本的には曲げませんからね。その信念の強さは素晴らしいと思いますね。

村:(尖っていた時期の渋谷を見て)でも、それは、どうしても貫きたいと思う自分の主張があるからこそで。そんな揺るがない芯を持ったすばるをうらやましいと思ったことが実は何度もある。ないものねだり、かもしれんけどな。

村:すばるの魅力は”不器用さ”なんじゃないかな。例えば、挨拶一つにしても、すばるの言葉って武骨で不格好なんやけど、めちゃくちゃ響くんですよ。それは、ほんまに思っていることを自分の言葉で語るから。

 でもきっとそんなことはないと信じている。だって村上さんは私と同じように、すばるくんのどうしようもない不器用な生き方が好きなのだ。村上さんが、関ジャニとすばるくんを平行に並べなかったのは、仕事とプライベートを分けたという単純な事象にすぎない。冷たい対応ではなく、逆にこれがこれからも松原.が友達でいることの証明なのだと信じている。

村:ほんま俺にとってのすばるって、一言じゃ説明できん存在やねん。同じ夢を見てきて、それを叶えて、今も一緒に仕事してて。親友でもあるし、仕事仲間でもあるし、帰るとこが一緒な地元仲間でもあるし。

渋:良き理解者、仲間は作ろうと思っても簡単には作れない。これからも、村上信五や、メンバーから、いいぞ!って思ってもらえるような人間でありたい。ありがとう、村上信五。お前が北なら俺は南へいこう。俺が西ならお前は東へ。

 もちろん、村上くんはずっと友達だなんて、横山さんみたいに言ってはくれない。「なんでそんなこと言わなあかんの」の人だから、きっと言ってくれない。でも、音楽のために『未定』壱を辞めると言った後も、すばるくんと村上くんは友達だった。アイドルとして一緒の仕事が増える前から、友達だった。村上くんはすばるくんになんだかんだで甘い。どうかこれからもずっとそうであってほしいのだ。全く関係ないオタクなのだが、そう願わずにはいられない。すばるくんと村上さんが笑ってる顔が、とてもとても好きだから。

渋:ヒナがおらんかったら今の僕は無い。何度も彼に助けられて来ました。これからも何歳になっても、情けないですが、僕は幾度となくヒナちゃんに助けを求めると思います。助けてーって顔します。いつでもヒナは理解してくれて助けてくれます。

 もしすばるくんがまた悩んで、村上さんに電話したら、しゃあないなって笑いながら友達として話を聞いてほしい。松原.はメンバーよりも圧倒的に友達だったと思う。アイドルを仕事と捉えていた村上くんが、ずっとずっと一人の村上信五でいられた場所がすばるくんとのあの空間だったように見える。ひょっとしたら私はアイドルとしての松原.を見たことがないのかもしれないと思うほど。

 村上くんは、すばるくんのことを今以上にあんまり語らなくなるだろう。オタクとして、できれば「こないだすばるが(ヒナが)」が聞きたい。ずっとずっと変わらないものもあると安心させてほしい。でもきっと私が知らないところでも松原.の関係は続いていく。私が幼馴染みと会ったときのように、何年かぶりに会ったとしても、昨日会った友人のごとく、またすばるくんの話で村上さんが大きな口を開けて笑ってる姿が見える気がする。だから私はこれからも松原.をこの距離で見つめたり、そっと思いをはせたりしていようと思う。すばるくんと村上さんが揃えば、過去も今も未来も、それがどこであろうと、多分おんなじ感じで笑ってる。そういう姿が浮かぶのが、「なんかええなあ」と思う。やっぱり私は松原.が好きである。



「(老後は)のんびりしたスローライフ的な、海の見えるような田舎で、屁こいて死にたいな」
「じゃあ俺は横でソレ聞いてから『屁こいたやろ!』言うて死にたいわ(笑)」
「俺の人生設計は50歳で死んでますから」
「マジですか。最期屁こく時はぼく隣にいますから」
「何歳だよ。」
「57やねん。」
「あ~、死んでるな。」
「ハハハー。 屁こいて死んどる。」
「屁こいて死んどる。僕の今のとこの人生設計は50歳で死んでますからね」
「マジっすか。最後、屁こく時は僕、隣にいますから。」
「そうですよ。」
「そうですよ。ハハハ、何でやねん。」
「(笑)何がですか」
「ハハハ。いる前提や。」
「いる前提ですよ。これから一発一発を、僕のオナラの一発一発をちゃんとかみしめて」
「はい。」

あいうえお作文で大倉さんの魅力を語る

大倉くん33歳の誕生日おめでとうございます。なぜか大倉くんは大倉くんと呼んでしまいがちです。パブリックイメージの何倍も強くてしっかりしている大倉くんの魅力を、少しでも言葉にできたらいいなと思います。

おきなくちでわらって

大倉くんのゲラなところ、気持ちいい『あっはっはっはっ』て笑い、私はとっても素敵だと思います。アイドルスマイルも素敵だけど、その大人びた端正な顔が子どもみたいに笑うところが私は大好きです。関ジャニが滑ったとき、救ってくれるのは大倉くんの笑いです。私がぽかーんとしてるときに、関ジャニの笑いに巻き込んでくれるのも大倉くんの笑いです。腹黒キャラを確立したのに誰よりも素直に笑っちゃう、そんな大倉くんが愛しいです。大倉くんが笑ってくれるから、丸山さんやすばるくんは嬉しそうにギャグをやれるんじゃないかなぁと思います。

くにするとこしないとこ

大倉くんは普段はのんびりしているように見えますが、抜いていい所、ダメな所、をきっちり分かっている人だと思います。そして自身を甘やかしているときでも、その事実を冷静に認識してる人だと思います。自分の悪いところを認識できる人は多いと思うのですが、「俺は駄目なやつだ」で立ち止まってしまう人の方が大半なのではないかと思います。けれども、周りがそうであっても大倉くんは流されない。「辞めていく人たちはみんな何かを言い訳にして辞めていった」と淡々と語っていた大倉くんは、自分に甘い部分を作ってしまっても、それを言い訳することだけは許さない人だと思うんです。甘い自分、弱い自分を受け止めた上で次に進める強い人。穏やかな眼差しとゆったり構えた体の中に、大倉くんは冷静な青い炎と強い赤い炎の両方を持っている気がします。楽になっちゃいけない場、使うべき場でその炎を出せる大倉くんは、とても器用で頭の良い人だなと感じます。

いこのたつじん

私は仕分けで大倉くんの存在を知りました。大倉くんががむしゃらにドラムにとりくんできたことも、それを美談として自分から語らないところも、かっこいいと感じます。大倉くんは最年少ですが、音楽に関してもグループに関しても、ペースメーカーという重要なポジションにあります。わたしはすぐいろんなものに引っ張られてしまうから、自分のペースを保ってビートを刻む大倉さんがものすごくしっかりしていて、大きい人のように見えます。(実際大きいです。)大倉さんにとってドラムは武器だという発言を見たことがあります。友達や相棒ではなく、あくまでも目的のための武器として捉えているところがなんだか好きです。武器を携え、我流で腕を磨き、しがみついたドラムの場所が、大倉くんのなによりも好きな景色になった。それは私のようなファンとしても、すごくすごく嬉しいことなんです。これからも大倉くんの好きな景色がステージにあるよう願っています。

れよりもあいどるになりたくて

親戚や友人に勧められたことがきっかけで事務所に入るアイドルが多い中、10歳にしてアイドルに憧れ、自分で履歴書を送った大倉くん。最近バラエティで見る大倉くんは毒舌で、ちょっと腹黒キャラです。見た目も180cm越えのクールなイケメン。だからパッと見、わたしには大倉さんはアイドルという職業を嫌々始めてそうな人に見えました。でも実際は誰よりもアイドルになりたくて、小さい頃の将来の夢を叶えてステージに立ってる人です。あんなにかっこいい大倉くんが、キラキラのスパンコールやファーだらけの衣装が好きなのは、たまらなくかわいいギャップです。夢を叶えてドームを埋めるグループになって、それでもなお上を目指そうとする新年会での発言が、見る者の胸を熱くさせます。アイドルという職業に誇りを持って日々の仕事に向き合う大倉さんの姿勢を、私は心から尊敬しています。

くね、よくたべ、よくそだち

大倉くんの好きなところはきちんとご飯を食べて、きちんと寝るところです。わたしがアイドルに求めている健康という概念を体現してくれています。大倉くんは、普通のことを当たり前に大切にしている人だなと思います。アイドルという非日常的な存在でありながら、食べ物が好きで寝るのが好きで、きっと遊ぶのも好きな人。私が怠惰や甘えと捉えて抑制しがちな欲求を、幸せそうに叶えてる大倉くんを見ると、のんびりするのも悪いことじゃないんだなと肯定される気分になります。なにより、そういう些細な毎日のできごとに、幸せそうにしてる大倉くんの姿を見れるのが嬉しくて、ずっとずっと続けてほしい、大事なところです。

やのひろさはむげんだい

山田が他人の気持ちを感覚的に察するのがうまいならば、大倉くんは他人の反応やそれまでの傾向から、ニーズや考えを推測するのがうまい、という印象です。ファンであり、ファンでない。メンバーであり、メンバーでない。まさに俯瞰の目を持っていて、自分自身からもちょうどいい距離感をもって分析ができるのが大倉くんの強みだと思います。テロップ採用率が高い数々の発言ですが、渋谷さんの突飛なツッコミよりは、ストレートなツッコミをしている印象があります。ツッコミというか、指摘や呟きに近い気もします。関ジャニも私も「ほんとだ(笑)」と笑ってしまう、大倉くんの発言は、そういう視点からくるのかなと思います。関ジャニとファンが共有できる数少ない感覚を引き出してくれる、稀有な存在だと感じています。



私にとって大倉くんはギャップの存在です。無数のギャップがねじれの位置にあるような、何度皮をめくってもギャップがでてくるような、そんなところが魅力です。グループも才能も努力も自分の武器にしていく、俯瞰の目と熱い闘志を持った大倉さんが作るアイドルの姿はきっと新しくてワクワクさせてくれる。明日も明後日もその先も、大倉くんが見ている夢を見せてくれるのが楽しみです。

同じ時代に同じ日本に生まれてくれて、アイドルになってくれて、ありがとうございます。