じゃにずについて考えたり妄想したいだけのブログ

じゃにずの皆様(関ジャニ中心)について、ただひたすら尊敬の念を込めてすげーなすげーななんでだろーっていうだけのブログです。

十五祭感想(ネタバレあり)

 十五祭の感想を書こう!と心を膨らませようとしてきたのですが、ぽっかりとした心にぱっと浮かぶのは「楽しかったなあ……」の言葉だけで、全然まともな文章になりそうになく、書いては消し書いては消し、そんなことをしている間に本当に十五祭が終わろうとしています。感想苦手なんです、マジで……記憶力もないから……

 しかし今回の十五祭、楽しかったという感想がツイッターに溢れていたわりに、GR8ESTのような感想ブログがあまりないなと感じています。ショッキングな出来事やエモーショナルな出来事に対するブログって書きやすいんですけど、このシンプルで、でもとてつもない「嬉しい」「楽しい」「大好き」をどう表せばいいのか難しいところですよね。わたし自身まだ頭を悩ませています。

 なんせ今回のコンサートは十五周年ということで、エモの塊のようなコンサートでくるかと思いきや、エイターテイメントの最高峰のようなコンサートでしたから。とてもとても惚れ直しました。オタク人気が高いキャンジャニちゃんやエイトレンジャーといったキャラクターを、すばるくんがいなくても違和感が無いようなミニコーナーで組み込んでくる発想といい、いろんな角度で過去を楽しませようとしてくれているのが伝わってきました。

 オープニングは、スクリーンを絵巻物をイメージした形にしてしまったがために、大事な6人登場シーンがかなりの席で5人に見えてしまっていたのではと思います。(それもまた愛しいです。)すばるくんも内くんも出ていたし、今回あらゆるところに8色を意識した演出が多かったですが、お涙ちょうだい感が少なくて、明るく確かな歴史の1ページでした。GR8ESTは無くなったばかりの赤を意識せざるを得ませんでしたが、今回赤もピンクも自然に取り入れてくれて、ああこれが関ジャニズムなんだな~と思いました。6人でも8人な気がしました。2人を過度に取り上げず、腫れ物に触るようでもない絶妙な演出。内くんやすばるくんファンが来て「良い」「悪い」の次元ではなく、いるのがあたりまえのような扱いが、とても心地よかったです。ペンライトの海には赤やピンクもあって、関ジャニのアニバーサリーイヤーとしてとても『らしかった』ですね。改まって言及しないところが粋でした。

 MCは短さに驚いたというより、その面白さにびっくりしました。あまり現場歴のない自分ですが、近年の関ジャニMCといえば宣伝がメインで、まぁすこしのぐだぐだ感もあり……といった印象が強いのですが、今回はまんべんなくいろんな人が話し、笑いが丸山さん頼みということも少なかった気がします。GR8ESTのときの無理してる感が薄れ、自然でテンポのよいMCでしたし、流れがワンパターンでなかったことにも関ジャニの対応力を感じました。

 また、勝手に仕上がれや、T.W.L.等、ファンがノれるコール&レスポンス曲がたくさんあったのも楽しかったですね。フェスのような盛り上がりがありました。これは初めての方や連れてこられた方も楽しかったんじゃないかな。関ジャニのコンサートはジャニオタ外からの敷居が低くて(倍率は高いですが)、いろんな方に開かれてる優しいコンサートだと思います。

 昔の曲が多かったのもあると思いますが、振り付け曲多かったですね。アンコールではトロッコに写し出されるMVを見ながらみんなで踊るのが楽しくて楽しくて、お祭り感半端なかったです。同時にトロッコのメンバーも見なきゃいけないので忙し楽しい。関ジャニのふりつけは簡単かつ繰り返しが多いので、曲が終わる頃にはなんとなくうろ覚えでも踊れていて、ドームの一体感の形成に繋がっていました。お子さまエイターも安心。

 あとはダンス曲の量がなんといっても印象的。あまり踊らないグループを自称していたとは思えないほど、灼熱ドームの中、怒濤のダンス曲の連続でした。アラフォーで、ダンスがそんなに得意でもないメンバーもいるなか、かっこよくて美しい、気迫に溢れるパフォーマンスを見せてくれました。安田さんもバリバリ踊っていて、心配……ではなく見惚れました。安田さんのダンスから溢れるエネルギーを純粋に、余計な心配なく楽しめました。すごくかっこよかったです。ゆっくり休んでくれてありがとう、ありがとう安田さんの体。みんな汗だくなのですが、GR8ESTのように、あからさまにしんどそうだったり声が出なくなったりということはほぼありませんでした。(※前向きとかキツそうだったけど……)この一年で関ジャニが相当トレーニングしたのか、それとも疲れを見せないプロ根性ゆえか、これだけの量の曲とダンスを仕上げたことにびっくりします。何度も言いますが40近いメンバーもいるんですよ……わたしより年上しかいないんですよ……

 street bluesは思わず目を閉じて聞きたくなってしまうほどの艶やかな声。本当にうっとりする声ばかりで表現力歌唱力がぐんと高くなっていることがわかります。わたしのポンコツ耳だと、ユニゾンはジャニーズグループぜんぶ似たような声に聞こえちゃうんで、パート分けされたひとつひとつの声を噛み締めるのが好きです。特に関ジャニの声はひとつひとつが個性的で、キャラクターが宿ってます。聞いているだけでバックグラウンドが見えるようで、うきうきしてきます。設定書けそう。

 十五祭は、Eightopop!!!!!!!、Tokyoholic、Black of Night、アイスクリーム、月曜から御目かし、といった関ジャニが誇る作詞作曲部隊ヤンマーちゃんの才能溢れる歌が目白押しというのも嬉しいポイント。誰にともなく誇らしく感じてしまいました。曲調がとてもキャッチーで、遊び心に富んでいて、どのグループの人も喉から手が出るほど欲しいであろう、関ジャニの唯一無二の武器ヤンマーちゃんです。純粋な曲としての魅力もたっぷりながら、関ジャニの歌唱力でさらにそれを膨らませてくれます。全世界に自慢したいです。最高の贅沢ですよね。

 デイ・ドリーム・ビリーバーのアコースティックは、ずっと幸せだな~って思ってました。6人揃って演奏してる場面をずっと見ていなかったときに、6人が笑って演奏してるCMが流れてすごく嬉しかったのを思い出しました。ペンライトがとても綺麗で、ドームの天井見上げながらずっと夢見させてくれてありがと~~~って思いました。永遠がないってわかっていても、この時が永遠に続けばいいのになぁって感じてしまう、すごくあったかい空間なんです。

 コンサートに行けば、関ジャニって本当に素敵でかっこいい人たちだなぁ、コンサートを全人類に見てほしいなと強く思います。倉橋ラジオで、スカパラの谷中さんが「スカパラのメンバーはみんな関ジャニのこと好きになっちゃってた」みたいなことおっしゃってましたが、関ジャニと共演した人の多くは関ジャニのファンになっちゃうんだなって、すばるくん脱退のときも思いました。それは『ここにある熱いものが似ているから』なんだろうなって。まだ関ジャニを見たことのない、そういう熱いものを持った人に、コンサートを見てほしいな~って感じます。

 十五祭は久しく忘れていた関ジャニに対するワクワク感がありました。そう、関ジャニのコンサートはわくわくするのです、毎回。何が起こるんだろう、どんなふうに驚かせてくれるんだろうと。

 相も変わらずツイッターの『関ジャニ』の予測変換には解散や休止やらが出てくるし、明日のことはわからないし、タイムラインから消えていく人もいるし、十五祭が夢だったかのように日々が過ぎていきます。2017年のファン同士で楽しいね、かっこいいねって言い続けられる永遠を信じていました。ド新規ド新規と言ってはいるものの、気がつけばわたしも関ジャニと同じようにファン同士で出会い別れを繰り返しているわけですね。感慨深いですね。

 そういう別れが寂しくないといえば嘘になりますが、2017年のままだったら、出会わなかった人がたくさんいます。関ジャニだって2017年のままだったら、この十五祭もなかったことでしょう。十五祭では、酸いも甘いも知った関ジャニにしか歌えない歌がたくさんありました。彼らの十五年間に無駄なことなんかなかったと思えるコンサートです。彼らのパフォーマンスのなかには人生のステージが見える気がします。コンサートに行くたび、関ジャニが好きだな、関ジャニにしか動かせない心の部分があるなって気づきます。

 十五周年、ひとつのペンライトの光として、関ジャニの十五周年を彩れたことが幸せでした。十五祭でちゃんと過去に花丸をつけてくれた関ジャニはやっぱりかっこいいなと思います。未来はわからないけれど、関ジャニが強がってくれるなら、わたしも強がって関ジャニについていきたいです。

 これからの彼らが進む道にもたくさんの花が咲きますように。最高で最強の十五祭をありがとうございました。