じゃにずについて考えたり妄想したいだけのブログ

じゃにずの皆様(関ジャニ中心)について、ただひたすら尊敬の念を込めてすげーなすげーななんでだろーっていうだけのブログです。

松原.の魅力を考える

※注意※
以下、引用として示した発言については、今まで私がネットの大海から集めた情報であり、出典不明多数のため、不確かな情報が混ざっています。



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 松原.とは関ジャニ渋谷すばる村上信五のコンビを指したコンビ名である。Jr時代にバラエティ番組に出演した際、名前を知らなかった出演者に
適当に「松原かずひろ」と呼ばれたところから由来しているようだ。「松原(かずひろ)」がすばるくん、「.」が村上さんを指している。

 私は松原.が好きだと思う。いわゆる王道シンメヨコヒナから入って、ヨコヒナヨコヒナ言ってたのに、ある日推しソートをやってみたら、松原.が1番上に来た。あれっ!そうか私は松原.が好きだったのか!そういう感覚ですっと好きになっていたのが松原.だった。今日まであまりその気持ちを深く考えずにきた。

 松原.は、好きな人が多いわりに、意外と語りにくい上位に入る気がする。松原.は大してイチャイチャしない。萌えたり、絶叫したりする部類のコンビではない。絶句することも頭を抱えることもあんまりなかった。

 ただ、松原.はずっと笑ってると思う。ずっと楽しそうにしてる。私はそれが好きだ。私が見てきた松原.は9割9分笑ってる。渋谷さんが村上さんを笑わせようとして、村上さんが司会進行すべて忘れて笑って、すばるくんが満足そうに笑って、とにかく笑っている。村上さんは、裏ナレーション刑事をしたら台本じゃなくてすばるくんの変顔に笑ってしまう。大倉くんのアイーンではなく、すばるくんのコメントに笑ってしまう。村上さんの笑いの沸点は、対すばるくんに関しては大倉くん並みに下がっている。彼らを見ているときわたしの心に「なんかええなあ」という言葉が浮かぶ。

 「俺とすばるにしかわからんことがあるんやから、なんでそんなの言わなあかんの」
この発言を反芻するとき、わたしは村上くんに「アイドルなんだからそんなことを言わんで教えてくれよ……!!」と地団駄を踏む。けれども同時に、そうか、松原.のふたりって、アイドルじゃなくて幼馴染の友達なんだなとも思ったりする。


ー出会いー

すばると初めて会ったのは(堂本)剛君の番組が最初やったんかなぁ。名前が印象的やったから「すばるって誰?」って聞いたら「アイツやで」って。そっち見たら、耳にでっかいボディピアスした、とっつきにくそうな少年が無表情のまま大人をにらんどった。最初は”笑わないコ”という印象が強かったから。初めて、ちゃんと話した時「めっちゃ笑うし、ようしゃべるやん」って、そのギャップに驚いたのを今でも覚えてるわ。

村上君はね、昔っから、先輩後輩関係なく、誰に対しても楽しく接することができて。ほんまに周りにたくさん人が集まってくるコやった。それは今も変わらんよね。変わったといえば、昔はもっとピュアだった。ピュアというか…丸裸?洋服一つ分からへん、みたいな。「オシャレってなんですか?」みたいな。結果、真冬に裸にオーバーオール着てくる、みたいな(笑)ほんまに1月のくっそ寒い時期に、オーバーオール1枚で現場に現れた事があるんですよ。「お前寒くないの?」て聞いたら「全然寒くない!」って200%の笑顔が返ってきて。あの時は彼のピュアさに度肝を抜かれましたよねぇ。

 村上さんの語るすばるくんとの出会いの、なんと物語性の強いことだろう。「見たら、耳にでっかいボディピアスした、とっつきにくそうな少年が無表情のまま大人をにらんどった。」はそのまま小説の帯にでてきそうだ。村上さんのすばるくんを恐れないフラットな態度が、ほぼ初めて話す時でさえ、人見知りのすばるくんの笑顔と言葉を引き出したんだろうと思う。二人の発言を見ると、お互い笑顔の印象が強いんだと気づく。やっぱり松原.って、彼ら自身のなかでも笑顔でできてるんだなと感じる。嬉しい驚きと笑顔で、松原.の出会いは色がついたようにキラキラしている。


ー1997~1999ー

村:俺とすばるはJr.に入った時期がほとんど一緒やねん。隣町の中学にもJr.が1人いるって聞いてたんや。それで2回目か3回目のレッスンの時やったかな、俺のほうから「家ドコ?」って話しかけたんや。それから家が近いこともあっていつも2人で行動するようになって仲ようなったんや。

村:すばるは隣の中学におったんや。レッスンのとき俺が声をかけて、一緒にレッスン行ったり、遊んだりするようになった。すばるの家は隣の駅やから、学校終わるとホカ弁買って、すばるの家に行ってそれを食べる。それから遊んで、自分の家に帰るって生活をしてたこともあるな。

渋:この前俺が部屋でテレビ見てたらいきなり俺の家に来て「暇やったから来た」って。来る前に電話くらいせぇってホンマ(笑)で、大体泊まっていくねん。俺が布団を用意してやるとヒナ、ソッコー寝る。ホンマ何しに来とるんや(笑)けど、俺1人で部屋にいるよりはマシか。ヒナは夜の友やわ。

村:今、楽しいのは関西ジュニアの渋谷くんとかの家に泊まったりして語り合ったり遊んだりしてることかな。

村:そういえば、ジュニアに入ってすぐのころ、すばるが俺の家に来たことあんねんけど、俺の部屋がスゴいことになったんや。なにがスゴいって、ちらかしかたがスゴい。あとで片付けるのがどんだけ大変やったか。でも、楽しかったから、よかったらまた来てくれ。

 松原.が地元のツレとして、同じ学校の友達のように互いの家を行き来している時期。一緒に事務所に通ってレッスンをし、家や近所で遊んだり、ご飯を食べたり、泊まったり、そういう他愛もない日常を共に歩んでいる。大抵はすばるくんの家に遊びにいっていたようだ。村上くんの家は山の上だから滅多に来ない。来た日には散らかされるありさまだ。
 村上さんはちょっと潔癖だ。でも、来た日の思い出を村上くんは楽しかった、また来てくれと語っている。私はこのころの彼らを想像するとノスタルジーを感じる。すばるくんの『ジュニアに入って最初にできた友達は、ヒナこと村上信五』という発言が胸に染みるのだ。


ーシャンプー事件ー

村:普段みんな仲ええけど、3日ぐらい前に僕とすばる大げんかしたやん、僕がシャンプーを借りて、きれいに洗ってから返すの忘れたらメッチャ怒って… 
横:すばる、キレたん?
渋:マジギレ!(笑)ひと晩寝たらもう気が済んだけど。
村:結局けんかしても次の日には仲直りしてるよなぁ。


 この時期にシャンプー事件が起きている。翌日には仲直りしている清々しさが、松原.の気持ちの良いところだと思う。関パニでも楽しそうに話す二人の姿が見れる。


ー家出ー
16歳の頃、松原.はさらに青春の塊のようなことをしている。家出である。

渋:シャンプー事件はヒナが喋ったらしいんで、もうひとつのを。"すべてのおとなたちが…"と、尾崎豊さん的な考えを持った青春時代、俺とヒナとで家出をしようと計画をたてて。俺は夜中、こっそりベランダの柱を伝って家を出て。待ち合わせ場所でヒナのことをずーっと待ってたのに結局来なくて。翌日「親にばれた~」って明るく言ったときに「おまえ、何があっても来る言うたやんか、コラァ~~~!」ってめっちゃキレたことがありました。

渋:16歳くらいのときにね、若さゆえの反抗期というか悩みというか、ふたりで「家出しよう!親にバレても家を出よう!」ってなったんですよ。ほんで夜中、ボクは家のベランダからシュルシュルって降りて待ち合わせの駅に向かったんですけど待てど暮らせどヒナが来ない。しょうがないからボクはそのまま友達の家に泊まりにいったんですよ。翌日ヒナに聞いたらね、あいつ普通に学校行ってたんですよ(笑)!「オトンにバレた」言うて。「親にバレても家出しよって約束したやんけ!なんやねん!」って、ボクめっちゃ怒りましたね~。

渋:家出んときは、結局お前待ち合わせ来んかったよな!ホンマ、最っ低や!(笑)
村:僕、家出ようと思ったときにおとんに見つかってもうたんや!
渋:結局、2人で会ったその日のうちにバレて、おかん2人とも迎えに来てな。「すいませーん」言うてたわ(笑)

 青春小説の塊のような松原.のなかで、このエピソードは本当に青春のコアだと思っている。親にばれても、二人で家出しようとして、夜中に駅まで行って、ずっと村上さんを待っていたすばるくん。ばれて行かなかった村上さん。それに怒るすばるくん。結局は二人とも親に怒られて、家出は成立しなかった。この計画をたてているときのこと、もし二人が家出を成し遂げていたら、二人はどこまで行っていたんだろうか。そんなノスタルジアな想像を膨らませる、眩しい青春のかけらだと思う。


ー1999~2002ー

村:カラオケに行ったり、アメ村に買い物に行ったりもする。そう考えるとジュニアに入った中2のころから、ほとんどすばると一緒におるな。仕事も一緒になって、ラジオやテレビ、舞台を一緒にやるようになって、さらに一緒にいる時間が増えたし。

渋:プライベート的には、ここのところヒナとずっと一緒やから、ヒナにも感謝してるで。ヒナは俺にとって良きパートナーであり、良き理解者であり、良きライバルやねん。

渋:今、いちばん話すのはヒナやから、オレのこといちばん知ってんのはヒナやろうし、ヒナのこと一番わかってんのもオレやろうし…。オレらふたりとも心配性で、お互いけっこう心の支えになってるとこあって。もちろんライバル意識も。おたがいが競争しつつ、走っていければ…

渋:(村上が身の回りの世話を焼いてくれるので)そのせいでオレはますます自立しなくなるとも思うけど、やっぱラクなほうがええからな。多分オレの人生にヒナは欠かせへんで(笑)だから一番の得意技はヒナに頼ることかもしれんな(笑)

渋:なぁ、お前俺の事好き?
村:あぁ、好きや~。いきなりやな(笑) 渋:好きやろ。でもな、お前が俺の事を好きって思ってる以上に俺はお前の事好きやと思う 村:あぁ…お前なんか今すごい告白してんなぁ(笑)でもそういわれてみれば、お前にすごい好かれてる気がする。
渋:やろやろやろ?だから…もっと来いよ(笑)でもお前の性格からいうとお前は皆と同じ位仲良くなれんねん(熱く)がしかし!俺はお前しかおらん!な? 村:俺と特別な仲になりたいんや。
渋:そう!でもこの激白を変な意味で捉えんといてな(笑)俺は女の子が大好きやから。

村:この前すばるとメシ食ったときに、いっぱいふたりでしゃべったやん?そんとき、いまさらになってわかってんけど、すばるも将来のことや、仕事のこと、いろんなこと真剣に考えてるんやなーって関心したんよ。
渋:そりゃーな。なんも考えてへんかったら、ただのアホやん。

 仕事も増え、ライバルとしての意識を持っていた1999から2000年にかけて、すばるくんは不安も相まって、精神的に村上さんへの依存が強くなっていったんだと思う。プライベートも仕事も一緒にいられる友達なんてそういない。村上さんや横山さんにすがって生きていたんだという気がする。でも村上さんはあ~そうなんかぁって笑ってさらっと流してしまう。すばるくんはそんな村上さんににあ~~~もう!!!となりながらも、たくさん救われてきたんだろう。松原.はずっと、苦しいときもキラキラしてる。

渋:とある日の本番前に、オレが鼻歌を歌ってたら、そこにヒナも入ってきて一緒に大声で歌ったんや。そしたらなんかしらんけどそれがすっかり恒例行事になってしまって(笑)以来本番前になると「今日は何歌う?」って聞かれるようになったんや。

(恋の相談に乗ってもらうなら誰?)
渋:あのな、あのな…これ~前回も言ったけど、これ(横山)は優しいんや!だから色々言ってくれそうや!だがな、俺の個人的意見やけどな、ぶっちゃけたこの~……腹割った話できるのはこっち(村上)なんや
村:(爆笑)
横:いい話じゃないですか!
渋:だがな、一個言いたいねん!腹割って話できるのはこっち(村上)やねんけどな、こっち(村上)にやってもたいしたことは言われへんねん
横:(爆笑)
村:うるさいわ!(笑)たいしたことないとか言うな!

 横山さんとすばるくんは『似ている』ので、感情を共有してくれる。一方で、村上さんはすばるくんと同じようには考えない。一緒に苦しんではくれない。ただ、すばるくんは、村上さんにすがってはいたが、一緒に沈んでくれない村上さんに内心ほっともしていたのではないかという気がする。アドバイスや慰めよりも、明るい場所で自分を待って受け止めててくれる存在がほしかったのかもしれない。

村:言わずもがな、みたいな関係やもんな。正直、すばるの存在だけで助けられたことは、数えきれへんほどあるわ。別に相談乗ってもらうとか、空気読んで気ぃ遣ってくれるとか、そんなんじゃないけど。
渋:俺ら子供やったから、そんな器用なことはできひんかったしな。

 そしてそれはきっと村上さんにとっても同じだったと思う。すばるくんの話をうんうんと聞きながら、村上さんもまた、悩み傷つきでも自分を真っ直ぐに生きているすばるくんの存在に、自分ではできない何かを遂げてくれるその姿に、救われていたのだという気がしている。


ー2003~2006ー

渋:最近ヒナにめっちゃホメられる。「大人になったなぁ」って(笑)「ぶっちゃけちょっとまえのおまえ、大っ嫌いやったもん。絶対、人の言うこときかんかったからなぁ」って、普通に言ってくれるからありがたい。

渋:ヒナとごはん食べながら、どうでもええ話をしてる時間がめっちゃ楽しい。ずっと笑ってる。

渋:いまでは公私ともに頼りにしてる人で、自分がピンチになったとき、真っ先に頼ってしまうのは、やっぱりヒナやねんな。

渋:まぁ、いつも一方的にオレの悩みを聞いてもらってるだけなんやけど、すっごい包容力のある言葉をいっぱいもらって心の中がすっきりした。オレにとってヒナはメンバーでもあり、親友でもあるなぁ。

村:ふたりでメシ行ったときとか、こういう話せえへんもんなぁ。でもなんとなくは、すばるの気持ちわかってるで。
渋:それこそヒナくらいやで。自分をガッと出して、うわ~って聞いてもらえるのは。

村:メンバーの中で、俺が一番すばるのこと知ってる。

 デビューのあたりから、村上くん曰く、すばるくんが大人になった、らしい。少し周りを見れる余裕が出て来たのかもしれない。「ちょっと前のお前」がどこを指すのかわからないが、本当にちょっと前ならば、2003年くらいのことなのかなと思う。村上さんとすばるくんの「目を見ればわかる関係」は、もうこのあたりで完成されてる気がした。村上さんは、2005年あたりから2016年までずっと、一貫してすばるくんをちっさいおっさんと称しているのだ。


ー餃子ー

渋:今思い出したけど、そういえば昔、俺の誕生日に村上がぎょうざ作ってくれたな。おいしかったで!
村:そうやったな。3年前かな、お店でお祝いしてて、店のキッチン借りて作ったんやな。
渋:うれしかったわ~

 誕生日祝いに店のキッチンを借り餃子を作ってくれたとは知らず文句を言ってしまっても、手作りだと知った途端世界一美味いと言って完食したすばるくん。気持ちを大事にするすばるくんらしいなと思う。おいしかった、うれしかったと言うすばるくんは、錦戸さんにパスタをつくってあげて、同じ事を言われているのだなぁ、そういう連鎖も素敵だなぁと思う。


ー『未定』壱ー
『未定』壱(死ぬほど見たかった)という題からして、松原.の象徴だと感じてしまう。松原.の家出は、前述のとおり始まらなかった。この舞台もある意味始まっていない。未定『壱』だからだ。松原.はずっと時が止まってるような尊さがあると思う。

村:舞台(『未定』壱)は、僕から言うことはなんもないな。渋やんが楽しくやってくれたら、それでええねん。

村:2人で脚本・演出をしたけど…ま、未定ってことで(笑)お互いやりたいように自由に楽しむだけ。言うてもほとんどすばるが進めてくれたから俺何もやってへんし。今回に関してはすばるが統括プロデューサーみたいなもんやからね。

渋:2人ともすごく自信があるし、絶対大丈夫や。不安はないけど、ちょっとドキドキやな。
村:何か、子ども心が出てくるな。しかし、出演者が俺らだけやし気が楽。俺にとって結局、すばるのやりたいことは俺のやりたいことでもあるから。

 このころの村上さんは、既に「すばるならなんでもええねん」状態になっている。すばるくんがやりたいことが、楽しいことが、自分の喜びでもある。そんな思いをひしひしと感じる。村上さんはこの数年間でいろんなすばるくんを知りそして知った上ですばるくんが好きなんだろう。私は、自己犠牲やエゴではなく、本当に他人の幸せが無条件で喜びとなることを知っている。だから、村上さんにとってはすばるくんもそういう存在の一人だったのだろうと思う。

渋:で、「また舞台を」って具体的な話になったときにヒナに「今、オレはバンドをやりたいねん」て話をして、ヒナはその気持ちを理解してくれた。二人では、”またいつかお互いにおっさんになってできたらいいなぁ”って思ってるし…

村:あのときは全部すばる任せで。いつかまたやりたいですね。すばるが動いてくれれば、僕はのっかります。

 すばるくんがバンドをやりたいといえばそれを受け入れ、すばるくんがまたやりたいと言えばやる。村上さんのやりたいやりたくないという願望はあれど、結局はすばるくん次第なのだ。

 「2人の場所を守ってくれてるんじゃないかと思う」と何年も前に語ったすばるくんの発言を聞いて、「そうなんや。その真意は…すばるにだけ、いつか言うわ」と言った村上さん。すばるくんが辞める今年、イフオアが終わった。わたしはその真意を知らない。でもいつかきっとすばるくんには伝わるのだ。それでいいと思う、それがわたしの好きな松原.である。


ー2007~2008ー

村:今でも不思議に思う事は、まさか同じグループでやっていくとは夢にも思ってなかった。まさかまさかの展開ですよ!人生わからんもんやね!見ず知らずの隣町の同い年と仕事をしてるんやもん!にしても今年は一緒に居すぎやろ(笑)2008年は変な年ですよ!

村:「(サンタさんへの今年のお願いは)来年の元旦も、渋やんと(サッカーの)天皇杯決勝を見に行かせて!」って頼むわ。もう2年連続で行ってるし、ここ2年、いい年やったし。元旦に、国立競技場で天皇杯を見ることが、自分にとっての初詣みたいなもんやねん。

 2008年は舞台、ドラマなどで一緒に組むことも多かった。その事実に「一緒におりすぎ」と笑う村上さんは、きっと幸せそうだったに違いない。そうでなければ、こんなに一緒にいたすばるくんと、来年の元旦も一緒にサッカーを見にいくのが、サンタへのお願いになるわけがないと思う。村上さんは本当にすばるくんが好きだ。好きに違いない。


ー2009~ー

渋:昔から(一緒に)いるからヒナって呼ぶんですけど、そのね、雛形さんに似てたというとこから来てるっていうの知ってるんで、もう来年30とかになってくるでしょ?で、もうこんなオッサンをヒナって呼んでる…何この気持ち悪い感じっていう…のはあるんですけど正直最近!

村:メールくれたね。オンエア前で俺も後で見よう思ってたときに先にすばるが見終わってて。"お疲れ様でした、よかったよ"ってメールくれて。素直にうれしかったですねぇ~。すばるがそんなふうに見てくれたんか~って、嬉しかったな。

村:(昨日の夕食)渋谷さんと二人でお部屋でご飯食べてました、TVでドキュメント見ながら。
横:ふたりで!?
村:ルームサービスで
横:ひとりで食べずに二人で!?熟年夫婦みたいやな…

村:会話はホンマ必要最低限しかなくて、「これ、何につけるんやろ?」「これにつけるんちゃう?」「あ、そうか」「うまいなー」「うまいなー」なんて程度で。で、ちょっと片付けしてたら、すばるが、あったかい紅茶を淹れてくれてました。何も言うてないのに。

村:そういえば今年はまだ2人でご飯行ってないなぁ、去年は焼き鳥に行ったけど。
渋:なかなか2人だけってなるとな。でもいまだに俺が2人だけで飯行くのはヒナだけやからね。たとえ年1回でも、その時間を持つのと持たへんのとでは、全然違うと思うし。

 すばるくんが穏やかになったからか、松原.の間に流れる空気もどんどん穏やかになっていく。それでも松原.はこんなド新規の心をも惹きつけてやまない。子どものままのような関係性、長い年月を感じさせる関係性、その両方で今の松原.はできているように思う。


ーピアノと歌ー

 すばるくんがどん底のとき、手を引いてアイドルの世界へ引っ張ったのが村上さんなら、村上さんを音楽の世界へ引っ張ったのがすばるくんだった。歌とすばるくんと、ピアノと村上さん。これが交わったのが渇いた花だったと思う。

村:俺これ多分言うたことないかもわからないですけど、元々ピアノね、はじめたん、すばるに言われたからですからね!きっかけは!6年、7年くらい前かなぁ…
渋:俺そんなん言うたっけ
村:言うたやん!
渋:俺なんて言うた?
村:これバンドでさぁ、昔それこそCD出してない時、大阪の松竹座ってとこでミュージカルとかコンサートやらせてもらってたんですよ、その時に今の大倉と丸山と安田とすばるで、バンド曲言うて自分たちで曲つくってやってたんですね。
村:そん時に「うわーキーボードおったらええのにな~」とか言うて。
渋:それ言うてたよね。
村:ほいで一回やったらええやん!って言われたんですよ、いややったことないし!無理やって!って言ったらじゃあ安田が曲つくるからそれ覚えてーや!って言われて。一回3人で、あいつがひいて俺がやらなあかんいわれてそれが最初やったんですよ、CDにもなんにもなってないですけどね。

 2003年頃にピアノを始めた村上さんのきっかけは、すばるくん。大倉くんのドラムも、丸山さんのベースも強く推したのはすばるくんだ。

村:DVDでは見事ドッキリにひっかかってしまいましたが、次もかかってきなさい(笑) 渋やんには僕のピアノが上達したら合わせて歌ってほしいです。練習せな~

 2009年のこの村上さんの発言が、現実に叶ってよかったと思う。未定にならなくて、よかったと思う。


 すばるくんのピアノを始める前から村上さんはすばるくんの歌に惚れている。そして年月がたつにつれ、すばるくんの歌は、ただうまいんじゃないのだという感覚がにじみ出てくる気がする。言葉を尽くしてもあれを伝えられることはできないと思うようになっていったのか、ソロコンの感想は村上さんの胸の中にある。

村:オレ、すばるのこといっぱい言えるよ。すばるは、空気つくるのがうまいと思う。自分の雰囲気とか。歌ってるときは、ものすごカッコええ!って思う。なんやろね。歌うたったらびっくりするぐらい変わるから。

村:すばるは歌ってるときが一番輝いてるな!

関ジャニ∞の曲で一番好きなのは?』
村:すばるが歌ってるロックな曲は全部好き。

『セクシーなメンバーは?』
村:ブルースやロックを歌ってるときのすばる。

村:僕はすばるの大ファン。みんなには悪いけど、一番近くですばるの歌声を聴けて得してるなって思う。あのちっさいオッサンが、歌うとものすごく大きく見えますからね。(笑)

『すばるライブで泣いてた?』
村:そんなもん…言いませんよ別に人には…観に行きましたよ、確かに、すばるのライブは…ただ僕と彼にしかわからんもんがあるわけですからそんなもんなんでわざわざ言わなあかん…
丸:開けなくていい蓋ですもんね
村:そっとしといてくれよ

『渋谷のカバーアルバムの感想』
村:俺はちょっと言われへんな!こんなんは言われへんわ!あんま言葉にするアレじゃないですけどね!すばるはすばるで頑張ってることですから…これを俺らが言うたらそれは評価になってしまうから!まだとっときます!振り返って感想になったときに言いますわ

 松原.の映像とともに、渇いた花を全人類に見てほしい。愛しげで、嬉しそうで、こんなに切ない歌なのに、こんなにも暖かい音楽があるのだと思う。私はすばるくんの歌のうまさに、村上くんがピアノを弾けるようになったことに感動してるんじゃない。二人があまりにも嬉しそうに、互いのための音楽を奏でるから、その表情と音色に泣いてしまうのだ。一つ一つの音を確かめ合うように、互いの方だけを向いて、楽しそうに歌い弾く二人を見て、私はこんなにキラキラ眩しいコンビは、今後の自分の人生で見られる気がしないと思った。

渋:鍵盤なんか触れたこともなかった、ただの田舎の変なヤツと一緒に、15年以上一緒に居て、ふたりだけでドームのステージに立って、生で演奏するなんて、あの頃想像もしなかったし、そいつが緊張で指震わせながら、必死に鍵盤弾いてる姿を横で見てると、俺、いつもグッとくるんですよ。

(2人の歌に感動したというメールに)村:これすばるの歌やからな!感動の9割9分はすばるくんの歌ですからね…僕の0.1はさほど影響してないと思いますけど…僕は開き直ってやりましたからね!そもそも基礎的な技術もないですしとりあえずすばるの歌を邪魔したらアカンと

 村上さんはこう言っているが、弾いてるときの村上さんがそんなことを思っていたようには見えない。なにも考えずに、すばるくんと音楽を楽しんでいたと思う。すばるくんは、司会進行、タイムスケジュール、そういういろんなビジネス要素で埋まった村上さんの脳を、まっさらにしてくれる唯一無二の存在だと思っている。


ずっと笑ってる

 沢山のエピソードを、発言を並べた。でも本当は、松原.の魅力ってこの一言に尽きると思う。

渋:なんか…ヒナ笑かすの好きやねん俺!めっちゃ笑うやん!アレ好きやねん俺!何回言うても笑ろてくれんねん、何回言うても同じテンションで笑うから…

(村上は渋谷が何回同じ事を言っても笑っている)
村:言葉は一緒かもしれんけどな、間が違う… 
横:傍から言うたら一緒やからな!
村:全然ちゃう!ぜーんぜんちゃう!!こーの流れで放りこんで来るか!?ゆーとこでくんねんすばるは!!

 村上さんは何度もすばるくんの同じネタで笑う。あんなに頭のいい村上さんが、ガラガラで遊ぶ赤ちゃんのように、おんなじことで笑うのだ。全然違うと言っているが、村上さんは結局のところすばるくんなら何でもいいのだと思う。
 すばるくんと村上さんにしかわからないと本人たちがはっきり言っていて、それを幸せに大切に思っていることが伝わるから、松原.は第三者が語るには荷が重い。見てはいけないといったそんな重苦しいものではない、でも常にガラスの向こうの世界にある気がする。

渋:オレが言うことやることに一番笑ってくれる。オレの一番のファンかもしれんな(笑)性格も全然違うし、生き方も違う道を進んでるんやけど、アイツとオレの”最終的な答え”は同じような気がしてる。

村:俺が「ちょっと、何かないん?」って話ふると「あるで~」っておもろい話をしてくれんねん。それが毎回大爆笑もんなんやけど、パッと周り見ると笑ってるのは俺と渋ヤンだけで、スタッフとかだ~れも笑ってへん(笑)相変わらずそういうツボは一緒やねん。また新しいネタ待ってるで!

渋:15歳で知り合い20代のすべてを一緒に過ごし、まもなく30代に入っていきますけど、40、50、60、きったないつるっぱげのジジイになっても誰も二人しかわからんようなアホみたいなしょうもない事でいつまでも馬鹿笑いしてたいなと思います。

渋:村上さんとは生まれ育った場所も近く、自然と一緒に居る事が多かったのもあってか僕と村上2人の独特の空気感があると思います。そんな、根元の部分は今でも何も変わらないし、これからも変わらず2人にしか分からないかも知れない世界観でバカ笑いして居たいもんですな。

渋:僕の言う事で1番笑ってくれるのはヒナです。嬉しそうにしてくれるヒナの顔を見ると嬉しくなりどんどん調子に乗ってしまいます。これからも僕を上手い事転がして下さい。そしてあなたにしか出来ないあなただから出来る司会道を作って行って頂きたい。

 好きな人が笑ってくれるのは嬉しい。私もそうだ。だから二人にはずっと笑っていてほしい。

丸:すばるくんフェチじゃない? 
村:あ!かもしれん! 
丸:ようすばるくんの事でひとりだけ笑ってる時ありますからね! 
村:せやなぁ 
丸:すばフェチ! 
村:すばフェチやなぁ!なんか気になんねんなぁ…別になんもしてないねんけど
丸:たまーにすばるくんは村上くんだけ笑かせにいってる時とかあるじゃないですか! 
村:ある 
丸:しかもメンバーの中で一番その率が多いんですよね 
村:うん… 
丸:わかるやろ~みたいな、一番うれしそうな顔してるんですよ!

横:なんか好きなものが似てるんじゃないですか。感性というか。だから見てたらほんま楽しそうですよね。すばるがボケてたらヒナが楽しそうにツッコんでるとか、そういうのが目に見えて分かりますからね(笑)すばるがボケて、ヒナがボケ待ちしてるんですよ。

 松原.は、横山さんや丸山さんが言うように、また、私のようなこんな遠く離れた第三者から見ても、本当に嬉しそうで楽しそうなのだ。二人ともずっとずっと変わらず笑っているのだ。どんないちゃいちゃよりも、すばるくんが村上さんだけのためにボケて、村上さんが崩れ落ちるくらい笑う、たったそれだけのことが私はたまらなく好きだ。飽きずに十何年も繰り返している彼らを、きっと私もずっと見ていられる。


これまでの松原.とこれからの松原.

『お互いにここだけは変わって欲しいことは?』
村・渋:ありません
村:もう、これが村上信五やし、これが渋谷すばるやもんな
渋:特にオレらは8年どころか半生一緒におるから。違うところは全く違うんやけど、似てる部分の密度がめっちゃ濃い。そこがあるからこそ、そこさえちゃんと残ってれば、地元で遊んでた頃のように、いつまでも一緒におれる気がする。今でも2人っきりになると、あの頃にフッと戻るもんな。

渋:舞台は『KYOTOKYO』で村上と一緒に浴衣に下駄履いて、舞台の端から端まで楽しそうに走ってる子どもの役が最初やったと思う。ふたりでその役に命かけてた(笑)後から社長に「どこに命かけてるの?もっと上をめざせ!」って怒られました(笑)

 松原.は、ずっと地元で駆け回って遊んでる二人のまんま大人になった。もし私が松原.の魅力を語ってくださいと言われたら、本当はどんな素敵な記事を提示するより、どんなにエピソードを並べるより、松原.が会話してる写真を一枚差し出すのがいいと思う。ジャニ勉でも、クロニクルでも、関ジャムでも、ジュニアのときでも、今放送されたばかりのものでもいい。全部同じ顔で笑ってる。きっとプライベートでも同じ顔で笑ってる。そういうのがたまらなく好きだ。

 関ジャニが挑戦もとい変化していくのが好きだ。それがファンにとって好ましい方向でも、好ましくない方向でも、変わっていく彼らが好きだ。キラッキラの関ジャニが好きだ。こんなにかっこいいんだよすごいでしょうと全世界に吹聴してまわりたい。関ジャニを知らないなんてもったいないお化けがでるよ!といつも思っている。一分一秒も飽きさせない、その刺激に声をからして叫ぶ。でも、私は変わっていくものの中にある、変わらないものをいつも一番愛しているんだと思う。変わらないものを土台にして、変わっていくものを愛してるんだと思う。

 松原.のエピソードは、実はいっぱいある。でも実際に私たちが一連の映像を見ることはほぼない。すばるくんが、村上くんが、「こないだすばるが(ヒナが)」と楽しそうに話すのを聞いて、松原.だなぁとしみじみ思う。数年単位のことがこないだで語られたり、ずっと昔のことを今面白いことがあったかのように話す。インタビューやラジオで持ちネタと言わんばかりに話す。何が面白いのかよくわからないこともある。でも子どもが「今日小学校でこんな楽しいことがあったんだよ!」と話してくれるように、「なんかよくわからんが楽しそうだ」と、とても幸せな気持ちになる。たぶん、その話を聞いたもう一方の松原.は笑い転げているんだろう。そういった表情を勝手に想像しては幸せになる。

 私はこのあいだふと思い立って、15年ぶりに遠方住む幼馴染に会ってきた。先週は1歳から高校まで共に過ごした幼馴染みの家に10年ぶりに電話をかけてみた。私にとっての幼馴染みとは、10年以上会ってなくても全く気を使わなくていい存在だ。いつでも元の関係に戻れて、離れてても「元気でやってるんだろうな」と思う。いきなりの連絡でも、笑って受け止めてくれる存在って、いいなと感じた。

渋:村上くんの車で寝ちゃったっていうのは僕がそれだけ村上くんの運転を信用して村上くんに心を開いているからなんやと思います(笑)!
村:予兆はあってんな"ヒナ~俺もうダメかもしれん"って(笑)
渋:そのへんはもう俺とお前のアイコンタクトやんな、なぁ、なぁ。

 あの会見の日、村上さんは、目を見ればわかったと言った。ほんとにそうだと思う。目を見ずとも、わかっていたような気がする。

 私は正直、すばるくんが辞めるということを受け入れたことが、最後の情けのようになってしまわないかと不安だった。袂を別つという言葉にも、「渋谷すばる関ジャニを」ではなく「関ジャニを」お願いしますと言ったことに胸がえぐれそうなくらいショックを受けた。村上さんはいろんなことを割り切れる人だから、すばるくんとの関係も「音楽を選んだんだから」とすっぱり斬ってしまったらどうしようと思うとたまらなかった。

村:すばるは~、僕は彼の生き方が好きですからねぇ。生き方が素晴らしいと 
渋:…(笑)
村:っていうかなんでしょうね。もう(付き合いが)長いですから。自分でこうと思ったことは基本的には曲げませんからね。その信念の強さは素晴らしいと思いますね。

村:(尖っていた時期の渋谷を見て)でも、それは、どうしても貫きたいと思う自分の主張があるからこそで。そんな揺るがない芯を持ったすばるをうらやましいと思ったことが実は何度もある。ないものねだり、かもしれんけどな。

村:すばるの魅力は”不器用さ”なんじゃないかな。例えば、挨拶一つにしても、すばるの言葉って武骨で不格好なんやけど、めちゃくちゃ響くんですよ。それは、ほんまに思っていることを自分の言葉で語るから。

 でもきっとそんなことはないと信じている。だって村上さんは私と同じように、すばるくんのどうしようもない不器用な生き方が好きなのだ。村上さんが、関ジャニとすばるくんを平行に並べなかったのは、仕事とプライベートを分けたという単純な事象にすぎない。冷たい対応ではなく、逆にこれがこれからも松原.が友達でいることの証明なのだと信じている。

村:ほんま俺にとってのすばるって、一言じゃ説明できん存在やねん。同じ夢を見てきて、それを叶えて、今も一緒に仕事してて。親友でもあるし、仕事仲間でもあるし、帰るとこが一緒な地元仲間でもあるし。

渋:良き理解者、仲間は作ろうと思っても簡単には作れない。これからも、村上信五や、メンバーから、いいぞ!って思ってもらえるような人間でありたい。ありがとう、村上信五。お前が北なら俺は南へいこう。俺が西ならお前は東へ。

 もちろん、村上くんはずっと友達だなんて、横山さんみたいに言ってはくれない。「なんでそんなこと言わなあかんの」の人だから、きっと言ってくれない。でも、音楽のために『未定』壱を辞めると言った後も、すばるくんと村上くんは友達だった。アイドルとして一緒の仕事が増える前から、友達だった。村上くんはすばるくんになんだかんだで甘い。どうかこれからもずっとそうであってほしいのだ。全く関係ないオタクなのだが、そう願わずにはいられない。すばるくんと村上さんが笑ってる顔が、とてもとても好きだから。

渋:ヒナがおらんかったら今の僕は無い。何度も彼に助けられて来ました。これからも何歳になっても、情けないですが、僕は幾度となくヒナちゃんに助けを求めると思います。助けてーって顔します。いつでもヒナは理解してくれて助けてくれます。

 もしすばるくんがまた悩んで、村上さんに電話したら、しゃあないなって笑いながら友達として話を聞いてほしい。松原.はメンバーよりも圧倒的に友達だったと思う。アイドルを仕事と捉えていた村上くんが、ずっとずっと一人の村上信五でいられた場所がすばるくんとのあの空間だったように見える。ひょっとしたら私はアイドルとしての松原.を見たことがないのかもしれないと思うほど。

 村上くんは、すばるくんのことを今以上にあんまり語らなくなるだろう。オタクとして、できれば「こないだすばるが(ヒナが)」が聞きたい。ずっとずっと変わらないものもあると安心させてほしい。でもきっと私が知らないところでも松原.の関係は続いていく。私が幼馴染みと会ったときのように、何年かぶりに会ったとしても、昨日会った友人のごとく、またすばるくんの話で村上さんが大きな口を開けて笑ってる姿が見える気がする。だから私はこれからも松原.をこの距離で見つめたり、そっと思いをはせたりしていようと思う。すばるくんと村上さんが揃えば、過去も今も未来も、それがどこであろうと、多分おんなじ感じで笑ってる。そういう姿が浮かぶのが、「なんかええなあ」と思う。やっぱり私は松原.が好きである。



「(老後は)のんびりしたスローライフ的な、海の見えるような田舎で、屁こいて死にたいな」
「じゃあ俺は横でソレ聞いてから『屁こいたやろ!』言うて死にたいわ(笑)」
「俺の人生設計は50歳で死んでますから」
「マジですか。最期屁こく時はぼく隣にいますから」
「何歳だよ。」
「57やねん。」
「あ~、死んでるな。」
「ハハハー。 屁こいて死んどる。」
「屁こいて死んどる。僕の今のとこの人生設計は50歳で死んでますからね」
「マジっすか。最後、屁こく時は僕、隣にいますから。」
「そうですよ。」
「そうですよ。ハハハ、何でやねん。」
「(笑)何がですか」
「ハハハ。いる前提や。」
「いる前提ですよ。これから一発一発を、僕のオナラの一発一発をちゃんとかみしめて」
「はい。」