北の大地でSexyZoneを崇めたい ~2017 STAGE札幌~
コンサートへ行きたい
特典DVD以来、私はSexy Zoneのことを調べました。一通り調べて、私は思いました。
今Sexy Zoneはノっている、このままいけば近い未来Sexy Zoneブームがくることは間違いない。できることならこの勢いのあるSexy Zoneを見たい。
さらにTwitterで流れてくる今回のツアーの評価は良いものばかりです。しかも五周年ツアーです。5人です。5人でお風呂入って指で星作る女子高生みたいなことやってる彼らが見れるのです。そんなん……見たい……。しかし私もともとジャニオタ歴も浅く、ネットでは壁打ちアカウント。リアルのジャニオタ友達もほとんどいない。Sexy Zoneのファンにいたっては全くいない。そんなとき、ジャニオタ先輩が言いました。
「セクゾコン行けるなら行きたい?」
どうやら、ジャニオタ先輩のセクゾファンの御友人が急用でいけなくなり、先輩から御友人に譲渡を頼んでやろうかというのです。もうこれは神が「セクゾの歴史の一ページを胸に刻め」と言っているのだと思いました。御友人は解説も含めたセトリレポを作ってくださり、我々ド新規のためにDVDまで貸して下さいました。四六時中セクゾのことを考えました。土日は予習に費やしました。こんなに活き活きと勉強をしたのは久しぶりでした。もうこの時点でチケット代以上の幸せをもらったといっても過言ではありません。
コンサートへ行こう
当日、私には使命がありました。バスパウダーを買うことです。私はあまり収集癖のないオタクなのですが、チケットを譲ってくださったご友人が欲しいといっているならば当然買わなければなりません。札幌は12時から物販開始予定でした。であればまあその30分前に行けば、買えるだろうと思っていました。今思えばなんと甘い考えだったことでしょう。2時間待って、残り2列を残したところでバスパウダーは完売しました。待っている間に雨で体は冷え、しかもセクゾをiPodに入れ忘れるという大失態を犯しており、なんだかこの時点で私のテンションはめり込んでいました。セクシーがっかりです。
アリーナは近いよとジャニオタ先輩がさんざん言っていましたが、ほんとうに狭いと感じました。私の過去の参戦歴といえば、仙台ドーム(嵐)と札幌ドーム(関ジャニ)くらいです。そして両方ともスタンド後ろから数列目という席です。当時は肉眼で見ることにこだわりを持っていたので、本当に米粒みたいなアイドルと、モニターを見てました。そんな私に今回の席は近すぎました。私の席はボックス席の後ろの方でした。こんなに近くで拝んでもいいのだろうか。頭が高いと言われないだろうか。そわそわすることしきりでした。
一方で私の心の中には一抹の不安がありました。コールです。コールの仕方は習っていました。しかし、タイミングが分からないのです。10分ほど前に一部のセクシーガールさんたちがコールを始めました。なんとなく早い気もしました。周りも立っていなかったので、ボッチ参戦のへたれはひたすら周りをきょろきょろしていました。3分前になりました。まだ私の周りは立ち上がりません。1分前です。しません。
さすがにまずいだろうと私は慌てて3分前くらいからコールを始めました。幸いにも隣の人もやってくれました。アリーナだからかもしれませんが、なんとなく声が小さい気がしました。コールも若干ばらばらで、出てきてくれたセクゾさんにいろいろ申し訳ねぇ~~~~と土下座したくなりました。次に行くときはもっと大きな歓声で迎えようと固く心に誓いました。
颯爽と登場したセクゾさんはきらっきらでまぶしくてアイドルでした。アイドルのコンサートを見に行き「現実に存在したんだ~~~~!!!」と感動する話をよく聞きますが、私はむしろ現実味がありませんでした。こんな美しい生き物は伝説上にしか存在しないはずではないかと。しかしセクゾさんの神々しさは私の頭の中をもふわふわポムポムにしました。
「現実じゃなくてもいいか~~~~この目に映る君たちに感謝!!!」
そのくらい彼らは輝いていました。私、レポは書けないタイプの人間なので、以下、感想を書き殴ります。
普通の絶対的センターを崇めたい
勝利君の金髪がかっこよかったです。king and queen and jokerのとき、黒髪健人君と銀髪風磨くんを擁しての金髪勝利君がとにかく強かった。Why?では金髪と服が相まって、ツイッターでも書いたのですが本当に黄金像の風格でしたね。ファラオか仏像かわかりませんが、国立博物館から出てきたといっても驚きません。同じ生物学的分類に属するかの方が疑わしい。発光してました。またダンスもカッコいい。キレッキレでした。あれだけ動いて歌って崩れない顔も強いんですけど、芯も強いですよね。常にセンターが似合う男でいるって無理難題に近いと思うんですが、勝利君は自分にできることはきっちりこなすイメージがありまして。自分の仕事と他人の仕事をきっちり分けることのできる才能をお持ちな気がします。彼のツッコミってすごく普通のことを言うんですよね。静岡では水道からお茶が出る、じゃあ北海道は?というMCのときに、「ミルクとか?」って言うマリちゃんに、「貯蔵が大変そうだね」っていう勝利君じわじわきませんか。私は大好きです。風磨くんの「腐るだろ(笑)」がツッコミとしての一般解な気がするんです。「貯蔵が大変だね」って私にはぱっと出てこないです、頭いいんですね勝利さん。合理的だしその通りだし普通のコメントなんだけど、普通すぎて少しズレる勝利君のツッコミは魅力があります。バラエティで誰にでもツッコめる村上さんのツッコミスタイルとはまた違い、五人の時にだけ見れるスタイルのツッコミ、これは是非とも武器にしていただきたい。たまりません。男子高校生みたいにメンバーをからかったりネオンに話しかけてみたりして笑ってる勝利君にも心を揺さぶられました。カウコンで村上さんのはっちゃけっぷりに戸惑ってた勝利君と、すばるくんに緊張しながら「昔すばるくんに似てるって言われて……」と話しかけてた勝利君のイメージしかなかったもので……とても普通に男の子な一面を見せてくれてありがとうございます。あと女装も一番お似合いでした。脚が細くて心配になりました。余談ですが、私のお隣の勝利担の女の子めちゃくちゃ美人で顔面整ってたので、類は友を呼ぶのかな……とドキドキしました。
イケ化著しいパフォーマーを崇めたい
聡ちゃんソロの出だしに私は一度死にました。これが噂に聞いていたイケ化なんですね。あのときの聡ちゃん100人食ってきましたって顔してました。その後の健人君と風磨君も色気があるんですが、聡ちゃんの雄度が強すぎて、こんな色気出してたら年上二人食われない?大丈夫?って逆に心配になりました。そのくらい聡ちゃんの雄フェロモンあふれ出てます。生態系の頂点にいました。あとダンスがすごい。めちゃくちゃガシガシ踊ってました。大野さんと良い、神ちゃんといい、安田さんといい、ダンスのうまい人は背が低いの法則でもあるのでしょうか。ダンスやってく上で小さい体は不利と言うのも聞きますが、体を大きく見せるようなダイナミックな動きは見る人を引き付けるので、小柄は一概にマイナスにならない気がしています。ただ聡ちゃんの踊りは全力投球!って感じで、どの曲も動きが強い印象を受けました。せっかく楽曲が幅広いので、曲に合わせて動きを使い分けられると魅力も増す気がします。そんな聡ちゃんが見たいです。普通に歌も上手だと思うのでパート増やしていきましょう。需要とてもありますんで……ほんと事務所さんお願いします。加えてファンサの鬼だった気がします。彼は自分の魅せ方をすごく一生懸命勉強してきたんだろうなぁと感じました。女性アイドルみたいに内側でメラメラしながらも冷静に自分の魅せ方を発揮する聡ちゃんは、さっしーのようにものすごい下剋上を成し遂げたりするかもという予感。あとパンダと虎の着ぐるみで出てきたときは、関ジャニのぱんぱんだが思い浮かびました。真顔で見つめてからの聡マリほっぺちゅーは、おばさんには刺激が強すぎて天を仰ぐしかありませんでした。最高。
180cmの心優しい天使を崇めたい
マリちゃんを初めてみた時、この子はオネエなのかな……?と思ってました。そして180cm越えの青年が(いくら最年少とはいえ)かわいいしか言われないのもどうなんだ?と感じてました。しかし今回、コンサートを見てマリちゃんはきちんとかっこいいなと。そしてかわいいなと。ユーリオンアイスのヴィクトル的かわいさというのでしょうか……セクシーでキュートで。私のようなド新規は、天使時代をまともに見ていないわけで、そのときのかわいさが土台にありません。それでもファンサに一生懸命なマリちゃん、ソロのポップなマリちゃん、英語でMCするマリちゃん、とてもいとおしく感じました。気づいたら「マリちゃんかわいい~~~~~」と叫んでました。日本に来て辛いこともあるだろうに、楽しそうにアイドルするマリちゃんは確かに『かわいい』でした。
あえて冷静な目で見ると、彼にはまだアイドルとしての武器が薄いという気がしています。若いし、経験も少ないし、それを求めるのは酷だと思ってはいるのですが、もっとがんがん光ってほしいというもどかしさ。あの英語のペラペラさも後天的なものだと知った時、すごく努力家なんだなと胸打たれました。それを活かせる場で、アイドルの武器を身に着けてほしいなと思ったりします。あと、どこかの雑誌で彼はモデルがやりたいと言っていた気がします。かわいいだけじゃなくて、洋画やハイブランドのポスターに出ているモデルのようなかっこよさを持つマリウスくん、外れるわけがありません。事実マリウスくんは遠くから見ていてもとても絵になるという印象を受けました。彼のかわいさを失わずに、セクゾを出ても輝けるアイドルの武器を磨いていってほしいと感じています。そしてMCの話題にも上りましたが、オランジーナのCM最高ですね。お兄ちゃんたちからの愛を感じました。
1000年に1度のアイドルを崇めたい
私はケンティのこと1000年に1人のアイドルだと思ってます。本当に真剣に人生かけてアイドルやってることが伝わってくるなぁと思ってましたが、ステージでも一貫してアイドルでした。彼のファンは絶対幸せになれる気がしました。前日にクランクアップしたこと、入所10年目に入ったこと、全部ファンに伝えてくれるんだなと胸が熱くなりました。「一番最初に言いました」って微笑むケンティ。マリちゃんが天使なら健人君は聖母です。あと私、脚の長さに震えるのが好きなのですが、健人君のスタイルの良さは半端なかったです。衣装もスキニーが多くてわかりやすかったです。村上くんのとき以来の感動でした。「あ~~~~長い~~~~(顔を覆う)」を繰り返して……本当に幸せな時間でしたね。またカメラに抜かれた時のポーズが多彩で、かっこいいです。アイドルのお手本みたいなしぐさや動作が笑いにならないのは、彼が本当に一生懸命アイドルやってるからなのでしょうね。ザ・アイドルなんですけど、現実こんなアイドル見たことないんですよ。だから彼はやはり二次元から出てきたんだと思います。オタクフィルターがかかっているかもしれませんが、ピアノ引いたりダンスしたりといったパフォーマンス中の彼は儚げで庇護欲をそそられました。ケンティケンティ連呼されて恥ずかしがっている健人君は女子力が高いです。百点です。反抗期が終わった風磨くんとのMCにふにゃふにゃ笑う健人君を見て、2/∞のヨコヒナを思い出しました。皆さんもおっしゃっていますが、本当に健人君が幸せそうでよかったなぁと。あと印象に残っているのはケンティの投げキスですね。だいたい「ちゅ」「ちゅ」「ちゅ」という感じでピンポイントの投げキスが一般的ジャニーズかと思うんですが、ケンティの投げキスは違うんです。ばらまくんです。ぶわって120°くらいの広範囲にバラの花びら振りまくみたいに。健人君はお姫さまで、王子様で、神様なんだと感じました。
グループ愛に目覚めた兄貴を崇めたい
私の中で今回のコンサートでイメージが格段に上昇したのが風磨くんでした。予習してたのだと、愛ゆえとはいえいじりきついな~と思うときもあったんですけど、今回のMCはメンバー愛に溢れすぎてました。いじらないわけじゃないのですが、楽しいMCの間を把握しているがごとく回してました。あとですね、ファンサもすごかったです。何度もスタンドに上がってくれて。私の真後ろをトロッコで通って行ったのですが、風磨くん…色白い……肌きれいすぎてびっくりしました。あと感動したのはファンに歌わせたときですね。正直に言います。私は予習不十分であんまり歌えませんでした。とりあえず声は出したんですけど、きっとリズム違ってるところたくさんありました。会場の歌声もかなり小さかったんです。福岡はすごかったと伺ってるので、きっとがっかりしたろうなって思ってます。でも風磨くんは「やるじゃん」って言ってくれたんです。いや、言ってくれるのは知ってたんですけど、でもこんなぐだぐだになったのにそんな優しいこと言ってくれるのかと、男らしい優しさに泣きそうでした。風磨くんがあまりにも慈悲深くてかっこよすぎて、申し訳なさも相まって、感情の大洪水でした。
パフォーマンスに関して、風磨君の歌い方はくせあるなぁと思ってたんですが、コンサートで聞くとたまらなかったです。曲を取り込んでセクシーに、切なく、かっこよく歌えるのは才能ですね。かわいい曲を歌うときには反骨精神が見えるのでかわいらしいです。ソロの体位は何パターンかあるそうですね。全部見たいからDVDに収録してください。ソロパートもおめでとうございます。いろんな歌詞を札幌に言い換えてくれてありがとうございます。ふまけんの「おめでとう」「ありがとう」ハグを忘れません。これは歴史に残りました。パンフのコメントは何度読んでもエモすぎるので割愛します。とにかく五人のステージをこんなに練り上げてくれたプロデューサーとしての菊地風磨さんに感謝しかありません。
アイドルを活かす舞台構成
ステージ構成もよかったですね。その前に行った関ジャニが360°で、中央だけか~と思ってたんですけど。外周トロッコ何回も来てくれたし、スタンドの中列もトロッコで来てくれました。間に他人を挟まずに、こんなに近くでアイドルを見れることに衝撃を受けたし、アイドルの視界にはいるならもう少し美意識を持とうという気持ちになりました。アイドル好きになっていいことしかなくてただただ感謝です。なんといっても全員が来てくれたのがうれしかったですね。ドームだったり人数多かったりすると一部のメンバーしか見れなかったりしますから。今回こうしてアリーナで近い席に座れたのはとても貴重な体験でした。とはいえ、天井席だろうと同じ空間を共有してる感動はありますし、どの席でも喜んで見に行こうという気持ちに変わりはないかなと思ってます。自分の好きな人たちが作り上げた舞台を見たときの喜びは、どの席でも共通してました。
基本的に五人しかいないセンターの舞台、飽きさせない工夫がたくさん散りばめられていたなぁという印象です。レーザーや階段やベットの使い方とか、脚で踏んだら昔の聡マリちゃんの声?で『sexy zone』言う床とか、生着替えとか。アンコールのsexy zoneの演出は、昔からのファンにとっては感無量でしょうね。ROCK THA TOWNを最初に持ってきて、アンコールにこれを持ってくるセンスが素敵でした。
MCもうまかったですね。そんなイメージなかったのでびっくりしました。風磨君もすごいんですけど、皆が自身のキャラを理解してちゃんとそれに沿って返すのがすごい。しーんとしらける瞬間がありませんでした。静かになった時の切り上げるタイミングもコメントもお上手でした。冠番組を持っていないのにどこで鍛えたんだろう……それともセクゾのコンサートでは当たり前のレベルのMCなのでしょうか。う~む。あと宣伝の挟み方が非常にうまいです。マリウスのCMの話からどんなCMやりたい?からの聡ちゃんいじりとか、健人君のクランクアップの話からの~したがってるんだいじりとか。オタクが楽しめるMCの隙間に、宣伝をさらりと挟む技術、その人のファン以外の人も聞いてて楽しいMCになってることに心から感動します。