丸山さんの頰に近いパンの検討
※以下の文章は「第一回関ジャニプレゼン学会 ~8月の全てくれないか~」企画参加時に投稿したものを一部改編したものです。個人的な夏休みの自由研究ですので「丸山さんはこのパンではない!」等のご意見はご本人にお願いいたします。
背景・目的
関ジャニ∞に所属する丸山隆平氏(以下丸山さん)は、身長175cm三十路男性ながら、その愛らしいルックスとふるまいからファンから絶大な人気を誇っている。
丸山さんは関ジャニの中では脂肪のつきやすい体質である。毎日更新される「まるの大切な日」*1にて頻繁に炭水化物の写真が掲載されることからも、食生活が丸山さんの愛らしい体型の形成要因となっていることは明らかである。特に頬の部分はよく弾力性と艶やかさを讃えてパンに例えられ、パンの写真と並べても見分けがつかないと言われることもしばしばである。
しかし、丸山さんが「似ている」と言われるパンについて詳細な検証を行った論文は未だにない*2。本研究の目的は、丸山さんの頬に近いとよく言われる食べ物について考察し、その頬の魅力を深めることで自己満足感を得ることとした。
手法
パンには多くの種類があるため、後述するアンケートの都合上、候補を4つに絞ることとした。丸山さんがパンと同一視されがちな原因は、彼の頬のつややかさと丸さにあると推測される。しゅっとしたクールな出で立ちの丸山さんを見ても、「丸山さんはパンである」という認識は生じがたい。サタプラやロケ番組等で、焼きたてのパンのように頬を赤らめている丸山さんを見たとき、私たちの心に「丸山さんはパンである」という共通概念が浮かび、その手のツイートが共感され、バズっていくものと考えられる。
今回は代表的なパンであることを加味し、
・あんぱん
・クリームパン
・こっぺぱん
・ロールパン
の4種類を候補とした。検討は
①アンケート
②画像解析ツール
③触感
によって行うこととした。
結果
①アンケート
ツイッター投票により丸山さんの頬がどれに最も近いとイメージするかについて、筆者アカウントにて簡易アンケートを行った。期間は3日間とした。
図1. 丸山さんの頬に近いパンのアンケート結果
778票のアンケート回答のうち、6割が丸山さんの頬はクリームパンというイメージを持っていることが分かった。
図2.左:筆者のイメージするクリームパンおよびあんぱん 右:本物のクリームパン
さて、あんぱんとクリームパンについて、筆者は図2左のようなイメージを持っていた*3が、画像検索を行ったところ、クリームパンは図2右の形が一般的であった。したがって、以下右のクリームパンを用いて検証を行うこととした。
丸山さんの頬はグローブ型ではないことから、あんぱんとクリームパンに生まれた得票差は、中身の味のイメージから来ているのではないかと推測した。クリームの方がまろやかでマイルドな印象が強く、丸山さんの温和で温かい人柄にふさわしいという先入観が解答に影響したものと考える。
②画像解析
代表的と思われるパン画像を無作為に選び、丸山さんのパンに近い頬の画像14枚と共に解析を行った。解析は画像解析ツール「Simg」の類似画像診断モードにて行った。
図3.左上から右 順にロールパン、コッペパン、クリームパン、あんぱん、丸山さんの頬1~14
表1.画像類似度結果
驚くべきことにあんぱんが群を抜いて高い類似性を示した。見た目ではかなりロールパンに近いという先入観があったが、ロールパンは一番低い類似性を示した。
なお、このツールの詳細な解析方法は明らかではないが、画像をモノクロ化した後に解析しているようなので、純粋な色ではなく、色の濃淡分布等から判断しているものと推測される。
幸せのタンクと称される丸山さんの腹部についても解析を行った。頬とは高い類似性が見られたものの、いずれのパンとも類似性は20%に満たなかったことは興味深い。これは丸山さんの「頬」がパンというイメージを強くもたせている要因であるということを示唆している。
③触感
図4. 丸山さんの天使のほっぺた
次に図の丸山さんの頬を触った際の画像を参考にし、実物のパンを用いて検証を行った。
やわらか コッペパン<クリームパン<あんぱん<ロールパン 弾力性
さらさら コッペパン<あんぱん<クリームパン<ロールパン つるつる
実際にパンをつまんでみたところ、以上のような感触が得られた。ロールパンは非常に弾力性が強く、押した跡がほぼ残らない。一方、コッペパンやクリームパン、あんぱんは押した際にひび割れたり跡が残ったりするなど繊細な様子が見うけられた。
図5.丸山さんの頬
丸山さんの頬は「1000年に一度の柔らかさ」という証言がある。*4また、指に乗る程度の弾力性はあるものの、強く押されると少し凹むという低反発まくらに近い柔軟性を持ち合わせていることが写真から明らかとなっている。
図6.へこんでいる丸山さん
従って、丸山さんの頬としてロールパンは強すぎて、コッペパンは柔らかすぎると判断した。
ここであんぱんとクリームパンの画像を比較したところ、クリームパンには若干の皺がよっていることがわかる。これは恐らく「中身の硬度」が原因と推測される。図4の通り、丸山さんの頬に顕著なしわは見られない。クリームパンの方がやや柔らかく、あんぱんの方がしっかり中身がつまっていることを踏まえると、パンパンにはりつめた印象を受ける丸山さんの頬の実体はあんぱんに近いのではないかと考える。
あんぱんには表面が艶やかなタイプも存在する。今回使用したパンは肌の調子の悪い時の頬であったと考えれば、種類によってはエステ後の丸山さんの頬に近い画像も得られることが期待できる。また、丸山さんが照れているときに出ている頬のてかりはアンパンマンに似たものを感じる。今後はそのあたりも吟味していきたい。
④追加検討
画像類似判断ではクリームパンらしさを出すために割れ目の入った写真を利用したが、さらなる検証のためにもう一度別部分にて検証を行った。
図7.再検討に用いた画像
表2.再検討結果
しかし、肉眼上ではほぼ類似した画像にも関わらず、あんぱん以上の類似性を得ることはできなかった。
結論
本研究の結論としては、あんぱんが丸山さんの頰に一番近いのではないかと推測する。ただし、「優しい甘さ」という丸山さんの人格やキャラクターを表す味も加味した場合、「丸山さんの頬はクリームパン」という仮説を棄却することはできない。初期の仮説においてはロールパンが最も近いものと推測していたが、検討により、あんぱんやクリームパンが近いと考えを改めることとなった。
現時点で丸山さんがパンであるかないかの証明は確立されていない。だが、本人も「パーン!」というギャグを愛用しているところから、「丸山さんは自身が限りなくパンに近い存在であるという自覚がある」という仮説に基づき、今後も検討を進める予定である。今後の検証方法としては、丸山さんの頬を実際に触ることが必要となってくるため、長期的な課題としたい。